★ゲブリューダー・マティス
●シュペートブルグンダー・トゥーニベルグ 2021
*Spätburgunder Tuniberg 2021 / Gebrüder Mathis
*口の入った瞬間から笑顔かな?
滑らかで引っ掛かりのない味わいは
カシスや赤い果実のフレッシュさに
心地良いほど気持ち良い液体の粘度に
心持っていかれるのです。
柔らかさと奥深い強さのあるピノ。
ピノ好きにはたまらない味わいなのです。
2025年6月4日
*生産者の
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コメント
香りは熟した赤いチェリーと
かすかなカシスの美しい相互作用に
取り込まれます。
ほのかにレッドカラントの香りもあります。
すべてに明るい木の色調が添えられています。
ピュアなピノ・ノワールのフレッシュな味わい。
冷たくて力強いチェリーの果実、
上質なタンニン、美しいミネラル感が
ワインを力強くも軽いものにしています。
*オルボーの村岡くんのコメント
エントリーレンジのカルクベーデレとは
香りの段階でしっかり差があります。
DIAM10コルク。
昨年のような脈打つような赤果実は
アタックではやや控えめ。
甘くスパイシーに煙るような樽香と
果実が現時点から混ぜ込まれたように
調和して香り立ちます。
ガラムスパイスを溶かし込んだ
赤果実の鮮やかで瑞々しい液体感。
全房を基軸とするスタイルが温暖化と
共に正当化された現代において
除梗、樽、醗酵前浸漬
80年代から一斉を風靡した
スタイルの現代的新解釈。
密度が高すぎない構成は、
日常的にピノ・ノワールが飲めていた
ありし日のピノ・ノワール的であり
それでいて当時はほぼ皆無であった
健全で無垢な葡萄による表現。
欧米化視点の呪縛が解けた
ピノ・ノワール的で重力に支配されない
戻り香が浮かび上がる余韻。大らか。
(2025年6月 村岡)
*品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)100%
畑・土壌:St.Morand、Wart、Dimberg、
Eckトゥーニベルグの石灰質
収穫:9月24日、100%手摘み
醸造・熟成:100%除梗。
天然酵母による自発的な醗酵。
浸漬、醗酵1ヶ月。
18ヶ月間225リットルの古樽で熟成。
瓶詰め前にごく少量SO2添加。
アルコール度数:13.0%
残糖:1.6g/L
総酸度:5.6g/L
インポーターはオルボーさん 12本
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:ドイツ・バーデン
生産者:ゲブリューダー・マティス
葡萄品種:シュペートブルグンダー
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