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更新日は 2024年 10月 02日 です。
2024年10月 | ||||||
★マヌエル・プルチーニ
●IGT トスカーナ・ロッソ・ル・デジュネ・デ・ゴタール 2022
*IGT Toscana Bianco Rosso Le Déjeuner des Gottars 2022 / Manuel Pulcini
*現代的な飲みやすく軽やかな味わいを目指した赤のキュヴェ。
*とっても綺麗な入りの可愛らしさのある味わいに
ちょっとキレのあるスパイス感が
だだチャーミングなだけじゃない
心地良いメルハリを生んで
なんとも言えないリズム感を生みます。
不思議と吸い込まれていく
魅力的な味わいでした。
2024年9月2日試飲
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:イタリア・トスカーナ
生産者:マヌエル・プルチーニ
葡萄品種:サンジョヴェーゼ、カナイオーロ&チリエジョーロ、シラー
2024年10月 | ||||||
★ マヌエル・プルチーニ
MANUEL PULCINI
★マヌエル・プルチーニはトスカーナのルッカ近郊にある
耕作放棄されたブドウ畑を借りて
2017年に自身のワイナリーを設立しました。
彼が目指したのは、古代の価値の発見、
本物の農業、自然なワイン醸造を通して、
現代人が忘れてしまったライフスタイルと
ブドウ畑を継承していくための
新しいライフスタイルのプロジェクトでした。
このワイン造りを通してマヌエルは
伝統的な農業と現代の世界を
つなぐ架け橋になりたいと考えています。
モンタルチーノのフォンテレンツァなどの
ビオディナミを実践する幾つかのワイナリーで
働いてきたマヌエルは、
設⽴当初からビオディナミを実践。
「水と風と火と土」を地球上に存在する
自然の四大元素と捉え、
この四つの要素を象徴するワインを造っています。
どれも酸とミネラルと冷涼感があり、
特に白ワインは、従来のイタリアにない新時代のフィネスと
エレガンスを感じさせるコストパフォーマンスの高いワインです。
両親がローマ郊外に小さなカーヴを所有していたため、
小さい頃からワインが身近にありました。
自然にワイン造りに関心を持ったマヌエルは
ピサ大学でワイン醸造学の学位を取得。
その後、モンタルチーノのフォンテレンツァなどの
ビオディナミを実践するトスカーナの
幾つかのワイナリーで働き、
ビオディナミとナチュラルワイン造りへ
と惹かれていきました。
トスカーナには愛情を込めて
手入れされていたブドウ畑が
数えきれないほどあります。
しかし、現代産業の流入によって
⾒捨てられてしまいました。
これらの畑は過去の農村の
遠い思い出になってしまっています。
マヌエルはこの衰退する農村の流れに
反抗することを決意。
友人のサポートで、トスカーナのルッカ近郊に
約2.3haの耕作放棄されたブドウ畑を借りて
2017年1月に自身のワイナリーを設⽴しました。
マヌエルが目指したのは、
ブドウ畑に新しい生命を吹き込み、
現代的醸造学のワイン造りから解放された、
自然を尊重したワイン造りのプロジェクトでした。
マヌエル・プルチーニに
インスピレーションを与えているのは
以下のような考え方です。
四大元素、「水と風と火と土」は地球上に存在する
あらゆる物質の原料となる自然の要素であり、
生命を生む原型であり、宇宙の原理です。
これは残していかなければならない農村の哲学です。
現在の狂気に満ちたグローバリスムの世界においては、
自然への回帰とは、過去の農村の価値を再発⾒し、
土の上で額に汗して働くことです。
マヌエルは以下のように語っています。
「私たちがエネルギーと情熱をもって
追求するプロジェクトは、
古代の価値の発⾒、本物の農業、
自然なワイン醸造を通して、
忘れられたライフスタイルと
ブドウ畑を継承していくための
新しいライフスタイルのプロジェクトです。
私たちは伝統的な農業と現代の世界とをつなぐ
架け橋になりたいのです。」
四大元素説︓万物は水風火土(地)の
四つの元素から成り⽴っているという思想。
古代ローマやギリシャ時代から支持され、
プラトンやアリストテレスの思想も
この四大元素の考え方を基にしていると言われる。
栽培について
ワイナリーの畑はルッカの近郊(北⻄)にあります。
総栽培面積は約2.3haで、
実に14品種ものブドウが栽培されています。
しかし、0.1haに満たない品種が殆どで、
主要品種はトレッビアーノ、
シラー、サンジョヴェになります。
区画は大きく4つに分かれています。
栽培はビオディナミで、
最初の数年は500番や501番調剤を
使用していましたが、
形式的ではない、より適切なビオディナミを
実践するために、数年以内に動物や牛糞、
調剤などを購入できるよう準備中です。
施肥に関しては、堆肥や有機肥料は全く用いていません。
その代わりに、緑肥として、ハーブや野菜、
豆などを畑で栽培しています。
土壌の種類に応じて、⻄洋アブラナや蕪、
インゲン、クローバーなどを栽培しています。
これらの植物や野菜は地中に
有益な窒素を供給してくれるからです。
また、畑の植物多様性を維持するためと
有害な昆虫を避けるために、
畝の間に自然なカバークロップを生やしています。
耕耘は、1畝毎交互に2年に1回⾏っています。
(1年目は偶数の畝、2年目は奇数の畝)
ブドウ木にストレスを与えないように、
夏季に伸びた新梢の先端を切る摘芯は⾏いません。
グリーンハーヴェストや除葉も基本的に⾏いません。
また畑に過剰な負荷を掛けないように、
重い農業機械は可能限り使用していません。
醸造について
醸造においては、人為的介入を最小限にし、
化学的な技術や人工添加物は⼀切使わずに、
野生酵⺟による自然な発酵で
ワイン造りを⾏っています。
SO2は、ボトリング後のワインの
ネガティブな反応を避けるために
必要最低限のみ添加しています。
ワイナリーの畑は他の産地と比べて
phが高いため、ブドウの酸が低くなり、
非常に酸化リスクがあるため、現在までのところ、
他のナチュラルワインと比較した場合、
SO2のトータル値はやや高くなっています。
しかし、今後、徐々に減少できるように
努⼒しているところです。
マヌエルは、酸とミネラル、フレッシュ感がある
飲みやすいワインを目指しています。
ワイナリーの畑は標高がそれほど高くはなく(約300m)、
ミクロクリマによる要因よりも、
的確な収穫日と最高の房の選択によって
この目的を実現しています。
そして、「水と風と火と土」を地球上に存在する
自然の四大元素と捉え、
この四つの要素を象徴するワインを造っています。
今回、土を象徴するワイン以外の
3種類のキュヴェが入荷しました。
VIVITさんの資料より
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