おもしろワインや もりたやのホームページにようこそ!
144-0046
東京都大田区東六郷2-9-12
MAP
電話 03-3731-2046
e-mail sakemorita@nifty.com
営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年11月17日 です。
| 2025年11月 | ||||||
★ダニエル・ミイェ
●ヴァン・ド・フランス・オー・ド・バルモン 2023
*Vin de France Rouge Haut de Balmont 2023 / Daniel Millet
*ヴォルテックスさんのコメント
僅かに黒みを帯びたガーネット色。
レーズンやプルーン、カレンズ、デーツ、
黒いちじくなどの粘性のあるドライフルーツに、
赤ワインを入れて煮詰めた苺のコンポート、
いちじく煮、黒糖、ビターカカオ、シガー、
オールスパイスといった香りが調和し、
熟成したグルナッシュを想わせるような
コク深く複雑な芳香が漂います。
口に含むと、香りの充実感に対して冷涼感があり、
赤い果実の甘酸っぱい風味や瑞々しささえ
感じられる繊細なミディアムタッチで、
しなやかに口中へと沁み渡ります。
赤い果実のドライフルーツや
緻密なエキス感に微細なタンニンが溶け込み、
滑らかなテクスチャーで上品な印象を受けます。
次第にクローブやオールスパイス、
コクのある甘やかなドライフルーツ、木香、
ビターカカオなど多様な要素が折り重なり、
クレッシェンドのように豊かに広がります。
時折感じられる塩味が全体を引き締め、
旨味を引き立てながら、
赤い果実の中に奥行きや複雑味をもたらし、
魅惑的な味わいが余韻に長く続きます。
抜栓1週間以上が経過しても崩れることがなく、
ゆっくりとお楽しみいただけますので、
グラスワインなどのご提供にも
適した仕上がりです。
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:ブルゴーニュ・ボジョレー
生産者:ダニエル・ミイェ
葡萄品種:ガメイ
| 2025年11月 | ||||||
★ ダニエル・ミイェ
DANIEL MILLET
★ 「私は添加物に関する知識は持っていないし、
それを学ぶつもりもありません。
完熟した健全なぶどうを収穫して、
その全てを用いてありのまま造る。
これはワイン造りを教えてくれた
ジェローム・ギシャールと
フィリップ・ジャンボンへの敬意を表すためです。
そのようなわけで2018年のように醗酵が
スムーズに進まない年もありますが、
納得できる状態になるまでリリースしません。」
こう語るDaniel Millet
(ダニエル・ミイェ)のワインには、
独特な個性を感じられます。
これは恐らく彼のワイン造りにおける哲学と、
彼が手がける畑「バルモン」の特性が
見事に融合したものでしょう。
我々が最初に飲んだHaut de Balmont 2022は、
香りを嗅いだ瞬間のインパクトが鮮烈でした。
完熟したぶどうのみが生み出すことのできる、
パワフルで強く凝縮した果実味と旨味。
少々高めのアルコール度数や樽香も感じられるものの、
全体的に柔らかくしなやかな口当たりである上に
冷涼感もある仕上がりで、
これら全ての要素が絶妙に調和していました。
その後に試飲した複数のヴィンテージにおいても、
各年の天候による味わいの違いはあるものの、
作り手であるダニエルの個性が
全てのワインに共通して表現されており、
アルコール度数を控えめになどとは
微塵も考えていないであろう考えに強く惹かれたのです。
*ドメーヌについて
公務員として働きながら、
2011年からワインを造っています。
畑の面積はわずか0.8ha、
年間生産量は平均2000〜2500本と極めて小規模です。
ワイン造りに挑戦するきっかけとなったのは、
義理の兄弟ジェローム・ギシャール
(ドメーヌ・ソーヴテール)と、
彼から紹介されたフィリップ・ジャンボンとの
出会いでした。
彼らの畑仕事を手伝い、自然を尊重した作業と
彼らの造るワインに大きな魅力を感じました。
そして2010年にバルモンが売りに出されたことを機に、
彼らに背中を押されダニエルもワイン造りに
挑戦することになりました。
●畑の特徴
南ブルゴーニュのマコンと北ボージョレの
サンタムールの境界にある丘陵地帯の
一区画バルモンの斜面上部にあり、
南ブルゴーニュの粘土石灰と北ボージョレの
花崗岩が混じり合うユニークな性質を有します。
一般的に前者がリッチなのに対して
後者は痩せており凝縮感を生み出す、
この2つの個性が融合した土壌構成は
ボージョレにおいて珍しく、ダニエルを含め
このエリアの生産者たちは、ワインの味わいに
大きく影響していると話します。
標高は約450m、昼夜の寒暖差がしっかりとあるため、
ぶどうが冷涼感を保ちながら
完熟を迎えられる素晴らしい環境です。
●栽培と醸造について
木に負荷をかけない栽培方法を基本とするため、
収穫量は求めません。
区画の75%を樹齢80年の古樹が占めており、
今後も持続的にぶどうを生産できるよう、
低収量を心がけて丁寧に栽培しています。
醸造では基本的に全房でマセレーション、
平均して1ヶ月ほど、
ピジャージュとルモンタージュは必要に応じて行います。
プレス後の発酵と熟成の期間は、
228〜300L樽で7〜12ヶ月間です。
初ヴィンテージから一貫して自然醗酵、無濾過・無清澄、
そして亜硫酸を含むあらゆる添加物を
使用しないVin pur jus。