おもしろワインや もりたやのホームページにようこそ!
144-0046
東京都大田区東六郷2-9-12
MAP
電話 03-3731-2046
e-mail sakemorita@nifty.com
営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 05月26日 です。
2025年5月 | ||||||
★ジュリアン・クランカン & シャルリーヌ・ボワヴァン
●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・プティ・プランス 2023
*Vin de France Rouge P'tit Prince 2023 / Julien Crinquand&Charline Boivin
*ヴォルテックスさんのコメント
やや淡い赤色。
苺のコンフィチュールを想わせる
香り高い果実に、お香、葉付きの苺のような
仄かに青みがかったニュアンスが
アクセントのように加わり、
チャーミングな中に
奥ゆかしさが感じられます。
ピュアな赤い果実の果汁をイメージさせる、
明るく透明感のある清らかな飲み心地で、
沁み渡るように広がります。
口中に留まる果実味は
クレッシェンドのように強まり、
緻密で充実感のある余韻が長く続きます。
若々しく可憐な印象と
上品な佇まいが調和した、
魅力あふれるミディアムスタイルです。
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:フランス・ジュラ
生産者:ジュリアン・クランカン & シャルリーヌ・ボワヴァン
葡萄品種:トゥルソー
2025年5月 | ||||||
★ ジュリアン・クランカン & シャルリーヌ・ボワヴァン
JULIEN CRINQUAND & CHARLINE BOIVIN
★ジュリアンとシャルリーヌは、
2019年よりアルボワの隣町レ・ザルシュールで
ワインを造っています。
ジュリアンは葡萄生産者の家系に生まれ、
学生時代から畑仕事に携わっていましたが、
当時は家業やワイン造りにおいて特別な関心はなく、
ワインは身近な自然派ワイン生産者の
友人たちと嗜む程度でした。
そんな彼のキャリアが大きく変わる
きっかけとなったのが、
2016年のある日、友人たちと訪れた
メゾン・ピエール・オヴェルノワの試飲会でした。
そこで彼は、ピエールの1979年と1986年の
ヴァン・ジョーヌを飲み、ピエールの話しを聞きながら
その奥深い世界に触れます。
「当時の私にとってこの経験は衝撃的であり、
ワイン造りへの興味が芽生えた瞬間となりました。
あのヴァン・ジョーヌの強烈に複雑ながらも
繊細な味わいと、それに心を動かされた感覚は
9年間たった今でも鮮明に覚えています。
その後、昔から知り合いだった
ドメーヌ・サン・ピエールのファブリス・ドダンの
キュヴェChaponやLes Brûléesをはじめとする、
長期熟成型ワインの持つ複雑味に
強く惹かれるようになりました。」と彼は話します。
ジュリアンは幸運にも家族から
5haもの畑を受け継ぐ機会に恵まれ、
ワイン生産者としての道を進むことを決意しました。
すぐに栽培・醸造学校に進学し、
サン・ピエールとフィリップ・ボールナールの元で
2年間研修後、2019年に自身のドメーヌを設立。
翌年には、元パティシエールである
パートナーのシャルリーヌも加わり、
現在2人で力を合わせてワイン造りに励んでいます。
彼らのワイン造りの哲学の中心にあるのは、
長期熟成へのこだわりです。
初ヴィンテージとなる2019年は遅霜による
大きな被害を受けたものの、
サヴァニャンは3年間熟成し、
翌年の収穫量が充実した
2020年ヴィンテージに関しては、
現時点(2025年)でもなお熟成中のワインがあるほど、
じっくりと時間をかけたワイン造りをしています。
2019年から2024年の間、
ジュラ地方は3ヴィンテージも遅霜による
収穫量の大きな減少を経験しましたが、
彼らは焦ることなく、
忍耐力と丁寧な仕事を心がけながら
日々ワイン造りに向き合っています。
2人の赤ワインは、ジュラ地方では比較的珍しく、
少し力強い仕上がりです。
濃い果実味とスパイス感が詰まった濃密なスタイルで、
長期間熟成にも適しています。
白ワインも同様に、しっかり熟した果実味を持ちながら、
存在感や骨格を感じる酸味を備えた
エネルギッシュな仕上がりとなっています。
*ドメーヌについて
アルボワに5haの畑を所有し、
ジュラの5大品種(シャルドネ、サヴァニャン、
プルサール、トゥルソー、ピノノワール)を
栽培する。
土壌構成はマルヌ(一般的な粘土質よりも
濃度が高いタイプの粘土)に石灰が混ざる土壌で、
斜面は主に南向きと西向き。
樹齢は5年〜10年の若木と
40年〜60年の古木が混在する。
ジュリアンは大のラグビー好きで、
10歳の頃からプレーしています。
弊社が以前から取引を続けている
レ・バルバトルクスのマキシム・ランネイも
同じくラグビー好きで、
2人は同じチームでプレーする親しい仲です。
このラグビー愛は家族代々受け継がれており、
ワインのラベルにはフランスラグビー連盟の
ジャケットを着たジュリアンの祖父・ジャンの
肖像が描かれています。
これは、クランカン家で初めて葡萄栽培をはじめた
彼への敬意を表すためであり、
ドメーヌ名とは別に
「Les Canons du Jean(ジャンのワイン)」
という名を付けています。
(フランスではワインを
「Le Canon」と呼ぶことがあります。)
リリースされるワインのほとんどは
亜硫酸を含む添加物を一切使用せず、
必要に応じて瓶詰め時に10〜20mg/Lの亜硫酸を
添加する場合があります。
折りたたむ