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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 06月21日 です。
2025年6月 | ||||||
★アルチュール・ルリエーヴル
●シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・リュード ・ル・ベライ NV(2022)
*Champagne Extra Brut Lude “Le Belai” NV(2022) / Arthur Lelievre
*アルチュール・ルリエーヴル、メゾン・ラディ以外の
ワインも同数買って下さい。
常識的な金額のワインでお願いします。
(こちらで判断しお断りさせて頂く場合もあります。)
*リュードのシャルドネによるリューディ・キュヴェ!
*粘度のある厚みのある
熟れた洋梨やりんごの果実味
柔らかさとコクのある印象。
細かい泡はしっとりと広がり
中盤のボリューム感が素晴らしい。
余韻に果実の旨みとコクがたっぷり感じる
しとりとした味わいです。
2025年5月26日試飲
容量:750ml
生産年:NV(2022)年
生産国:フランス・シャンパーニュ
生産者:アルチュール・ルリエーヴル
葡萄品種:シャルドネ
2025年6月 | ||||||
★ アルチュール・ルリエーヴル
ARTHUR LELIEVRE
★マイィの西隣に位置するLudes リュード。
これまでこの村に本拠に置くグローワーで
広く知られているのは
ベレッシュくらいしかいませんでした。
しかし、ベレッシュ兄弟のデビューから20年近くが経ち、
リュードにもやっと新世代のグローワーが登場しました。
2023年末デビューのアルチュール・ルリエーヴルです。
1993年生まれ、ミレニアル世代のアルチュールは、
アヴィーズの醸造学校を卒業後、
ベレッシュで4年間研鑽。
その後、家業に参画しました。
当時アルチュールの両親は
フォルジェ・シューヴェのブランドで
シャンパーニュを造っていました。
しかし、そのスタイルは、
ステンレスでの醸造と短い熟成で、
ブレンドを重視する旧態依然としたものでした。
エティエンヌ・カルサックや
ラファエル・ベレッシュといった
グローワーから教えを受けたアルチュールは、
すぐに除草剤や殺虫剤、防腐剤などの使用を止め、
持続可能なビオのブドウ栽培に転換しました。
土壌のバランスを保つためのホリスティックな
アプローチも採用し、その後、
ビオディナミの手法も取り入れて栽培を行っています。
畑が徐々に生命を取り戻し、豊かに育つのに合わせて、
アルチュールは自らのワイン造りのアイデンティティを
模索する旅へと出発しました。
進取の気性と情熱に溢れたアルチュールは、
ワインの世界で独自の道を模索し、創造性と
新たな地平を切り開きたいという
強い想いを抱いていました。
彼は様々なブドウ品種、醸造、熟成を実験しながら、
時間を見てはブルゴーニュやジュラのドメーヌを訪問し、
ヴィニュロン達と交流を深めました。
そして、7年間の内省を経た2021年、
家業のブランドは別に、
自分名義のブランド『アルチュール・ルリエーヴル』の
シャンパーニュの醸造に着手したのです。
こうして、2023年末に3種類のキュヴェをリリースして
メジャーデビューを果たしたのです。
ドメーヌでは、手摘みで収穫したブドウを
樽醗酵・樽熟成させます。
228リットルと350リットルの容量の異なる
オーク樽で野生酵母で自発的に醗酵を行います。
毎年20%の新樽を慎重に導入し、冷涼な地下セラーで、
ゆっくりと穏やかなプロセスで醗酵を行っています。
ブドウは品種毎、リューディ毎、別々に醸造されます。
その後、窓や扉を開けて自然な低温状態にして、
ノンマロに誘因しますが、マロが起こった場合は
自然に任せています。
リキュール・ド・ティラージュは、
原酒のヴァン・クレールと
ビオのテンサイ糖を使用しています。
デゴルジュマンは月の満ち欠けに合わせて行っています。
現在ドメーヌの栽培面積は10ヘクタール。
大部分がリュードにありますが、一部Taissyタイシーや、
ヴァレ・ド・ラルドルのLagery ラジュリーの村にも
小さな区画を持っています。
北向きの冷涼なミクロクリマの
恩恵を受けるリュードでは、
歴史的にムニエの栽培比率が高く
(リュードの村全体の1/2で
ムニエが栽培されています)、
ドメーヌも栽培品種の46%がムニエで、
ピノ・ノワールが36%、シャルドネが18%の比率です。
そして、区画の殆どが北向きです。
温暖化が進む中、リュードはもっと注目が集まっても
おかしくない村ですが、
ここも隣のマイィやヴェルズネイと
状況が似ていてメゾンの力が強く、
カナール・デュ・シェーヌと隣村のシニー・レ・ローズに
本拠を置くキャティエとアルマン・ド・ブリニャックの
影響力が非常に強く、新世代のグローワーは
これまで出てきませんでした。
アルチュールも収穫ブドウ全体の内、厳然した35%のみを
ドメーヌ用に残し、残りはネゴスに売却しています。
しかし、アルチュールがリュードに登場したことで、
俄然、このエリアにも大きな注目が集まっています。
人為的介入を可能な限り少なくし、
テロワールを尊重したブルゴーニュのスタイルに
インスパイアされたアルチュールは、
複雑性と芳醇なアロマを強調した、
リュードのテロワールに敬意を表す
新しい感覚表現を追求しています。
アルチュールは樽の使用を熟知しており、
フレッシュさとミネラル感、
香りの純粋さを保ちながら、
エレガントで洗練された、五感を刺激してくれる
シャンパーニュを手掛けています。
また、ドメーヌでは、マッサル・セレクションの
ピノ・ファンの植樹や、畑の生物多様性を高めるための
アグロフォレストリーの導入、
醸造のさらなる洗練性の追求など、
継続的な進化と努力を続けています。
まだデビュー2年目で、生産量も2022ヴィンテージで
僅か6千本弱ですが、既にオランダ、デンマーク、
イタリア、英国、ドイツ、アメリカ、
カナダなどに輸出され、高く評価されています。
弊社も2024年の秋にドメーヌを訪問。
日本へのアロケーションを頂くことができました。
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