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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 10月 07日 です。
2024年10月 | ||||||
★ベルモン / コトー・リーブル
●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・シラー・スール・グラニット 2021
*Vin de France Rouge Syrah sur Granit 2021 / Belmont(Coteau Libre)
*綺麗なスミレやカシスの果実感は
伸びの良い液体と共に、
ウーロン茶や紅茶の様なビター感と
ハーブやシトラスの様な冷涼な印象があります。
心地良いミネラル感と共に
綺麗なフィニッシュを迎えます。
2024年2月21日試飲
*ヴォルテックスさんのコメント
紫がかった深紅の色合い。
熟したブラックベリーや
赤い果実のドライフルーツが
混ざり合う果実香に、紫の花のドライフラワー、
ビターカカオ、紅茶、
土などを想わせる香りが加わり、
かぐわしい果実の香りに深みや
落ち着いた様子が感じられます。
緻密感がありながら
雑味のないミディアムタッチ。
滑らかな舌触りですっと馴染むように
口中へと沁み渡ります。
口中では香りの印象よりも
黒系果実のドライフールのニュアンスを感じ、
ダージリンのように気品のある香り、
ビターカカオやクローブの甘苦さ、
カルダモンの清涼感、仄かなバニラの風味が
円みやまろやかさを与えています。
アタックの赤い果実の風味や
鼻腔に抜けるグレナデンの香りが、
充実感のある風味を口中に留めながら
可愛らしい印象を引き立てます。
エキスの詰まった果実味や深み、
複雑性が感じられますが、
不思議と重たさがなく
スムーズな飲み心地の仕上がりです。
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:フランス・オーヴェルニュ
生産者:ベルモン / コトー・リーブル
葡萄品種:シラー
2024年10月 | ||||||
★ ベルモン / コトー・リーブル
BELMONT / COTEAU LIBRE
★コトー・リーブルは
2020年にポール・オーブレ・キュヴリエー
(Paul Aublet-Cubelier)と
マチュー・フルーリエ(Mathieu Fleuriet)の
二人によりオーヴェルニュ地方の南、
シヤックという小さな村に誕生したドメーヌです。
ドメーヌの葡萄から造られたワインは
ドメーヌ名のコトー・リーブル(Coteau Libre)、
買い葡萄から造られたネゴスワインは
社名のベルモン(Sarl de Belmont)として
リリースされます。
彼らが所有する5.5haの畑は
隣村のサン・プリヴァ・ドゥ・ドラゴンに
位置しており概ね半分が森、
産業としては農業が大半を占めます。
しかしフィロキセラの襲来までは、
農業に使用されていた土地の多くを葡萄畑が
占めていたほどワイン造りが盛んな地域でした。
このエリアは地層の構成上、
葡萄畑は主にテラス型だったそうで、
その痕跡が今も至る所に伺えます。
この地に目をつけたのがポール。
森になっていた土地を2019年に開墾し、
東から南へ曲線を描くように広がる
美しい緩やかなテラス型の畑を作り上げます。
この畑は標高約700mに位置し、
辺りに人の気配はあまり感じられず、
大自然の中で葡萄の木が伸び伸びと
育つことの出来る素晴らしい環境にあります。
しかし土壌は主に花崗岩と砂質が混ざった形で
構成され保水性が乏しいため、
近年急激に進行している気候変動に
対応することが難しい弱点もあります。
この対策として、南向きの区画には暑さに強い
シラーとルーサンヌ、その他4品種は
全て東向きの区画に植え、
近年の気候に適応できる品種を
適切な斜面の向きに植えて栽培する形を採用しています。
「僕たちは好条件の元でこの畑を作ることができたが、
土壌が非常に痩せているため収穫量は期待できない。
その代わりに凝縮感と冷涼感が強いワインを
造れる環境にあると思う。」とポールは話します。
この様に一度はワイン造りの文化が
無くなってしまったエリアで
再びゼロからドメーヌを興し、
ナチュラルワインを造る素晴らしいプロジェクトを
実現させた二人の努力は将来大きく報われる事でしょう。
ポールは普段は気さくで明るいですが、
畑やセラーにいる彼を観察していると、
常に頭の奥底で何か深く考えている様子が伺えます。
ワインにはこの地のテロワールと畑の特徴が
ダイレクトに反映されるよう丹精込めて畑作業に徹し、
葡萄を完熟した状態で摘みます。
その後は十分な時間をかけてワインを造り上げ、
できるだけ整った良い状態でワインをリリースします。
ドメーヌ名のCoteau Libreは
「自由な丘」という意味で、
サン・プリヴァ・ドゥ・ドラゴン村が
フランス革命後に自ら名付けた名前だそうです。
この名前には、葡萄栽培において以前から
存在する偏見や伝統、定められた規則などから
自らを解き放ち、自身の手を始め本能や感性、
考察などにより育てられた葡萄で
ワインを造りたいという願いが込められています。
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