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営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 05月26日 です。
2025年5月 | ||||||
★マリー・ブードン
●ヴァン・ド・フランス・ブラン・ヴィニル 2022
*Vin de France Blanc Vinyle 2022 / Julien Crinquand&Charline Boivin
*ヴォルテックスさんのコメント
中程度の黄色。
早生みかんや文旦、黄柑橘のピール菓子、
マスカットといった爽やかな果実に、
シュクレフィレや火打石などの
芳ばしいニュアンスが加わります。
張りのある酸が全体にシャープさを与え、
雑味のない伸びやかな飲み心地で
喉へと流れます。
柑橘の粒が弾けるような瑞々しさ、
白葡萄を皮ごと頬張った時のような、
青みがかった爽快感のある風味に旨味が溶け込み、
塩味が抑揚をつけながら口中へと大きく広がります。
アフターにかけて芳ばしい風味が強まり、
フルーティーな印象にほどよいコクと
奥行きが感じられる辛口の仕上がりです。
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・ジュラ
生産者:マリー・ブードン
葡萄品種:シャルドネ
2025年5月 | ||||||
★ マリー・ブードン
MARIE BOURDON
★2020年よりジュラ地方のアルボワで
ワインを少量生産している生産者です。
彼女はパリ郊外出身で、
農業とは無縁の環境で育ちました。
学生時代も農業に関する勉強を特に
自発的にしたことはなかった彼女でしたが、
パリの外食文化故に少しずつソムリエの仕事に
惹かれていくようになり、
高校卒業後、2013年に当時一番興味を持っていた
職業のソムリエの資格を取ります。
その後2年間はパリのレストランで
勤務していましたが、ワインを扱う者として、
次第にその根本である造り方に興味を抱き始めます。
フランスではどんな人でも、どんな年齢でも、
自身の進みたい方向へ進む文化が根付いています。
フランス人は行動が早く、例えその道が
自分には適していなかったとしても
それを失敗と捉えることは稀で、
その後また新たな道を探します。
彼女はサービス業から一度離れ、
ワイン生産という新しい世界を知るために
1年間フランス各地を周り、
様々な生産者の元で季節労働者として
住み込みで働きました。
こうして多くのワイン生産地を転々とした結果、
最も彼女が魅力を感じた場所がジュラのアルボワでした。
その後2016年〜2022年までの7年間は
ラタ・ポワルのラファエル・モニエの元で
フルタイムで働き、2年目の2017年に彼と共に
「Avis de Tempête」という
ネゴスプロジェクトを立ち上げます。
2020年には自分自身のワインを造るために
個人で畑を借り、その3年後の2023年に
合計1.35haの畑を所有し独立しました。
彼女の畑の土壌はジュラの典型的な
高濃度の粘土質ではなく、
赤土や砂を含む比較的痩せた構成の粘土石灰質。
この様な土壌から造られるワインには
一般的に硬質なミネラル感由来の鋭さや繊細さが伺え、
軽快な仕上がりになる傾向があります。
そしてこの特徴に加えて、
マリーは醸造時に亜硫酸を含む添加物は一切使用せず、
ヴィンテージ毎に天候と葡萄の状態に合わせて
醸造方法も躊躇なく変えます。
そんな彼女のワインはどこか穏やかで、主張は控えめ、
繊細なタッチが心地よく、
飲み手に負担を感じさせない
飲み心地に仕上がる傾向があり、
典型的にスケールが広い特徴を持つ
ジュラワイン(特に白に関して)とは
少し異なるスタイルを持ちます。
*畑及び栽培
標高300M、アルボワに1.35haの畑を持つ。
トゥルソー(0.5ha):南向きの赤土石灰質土壌、
ステンレスタンクで醸造。
シャルドネ(0.85ha):北向きの砂・粘土質土壌、
ステンレスタンクとフードルや
樽を使い分けて醸造。
それぞれの味わい次第で
ブレンド比率を調整する。
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