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更新日は 2024年 10月 07日 です。
2024年10月 | ||||||
★クロ・デュ・テュ・ブッフ
●ヴァン・ヌーヴォー・ルージュ 2023
*Vin Nouveau Rouge 2023 / Le Clos du Tue-Boeuf
*ゾエ・ピュズラ
「ブドウはヴァレ・デュ・シェールのガメです。
フレッシュで飲みやすく、
フルーティな味筋を狙いました。
このワインについては、ワインの性質上、
瓶詰めが早いのでフレッシュな果実味が
そのままに感じられます。」
ティエリー:
「2022年、2023年、2年続けて
こんなにも収穫量があったことは、経験ない。
不作の年の次の年は豊作、豊作の年の次の年は不作、
というのが普通だからね。
なので2024年の収穫がどうなるか。
2023年の収穫量は40hl/haくらいを
予想していたけれど、収穫の前に大雨が降り、
ブドウが水分を吸って最終的な収穫量は
55hl/haとなった。
セラー内にワインが収まり切らないほどだった。」
ゾエ:
「なので味わいは水分で薄まった感じがあって、
すこし香りは還元気味だけれど、香り高い。
飲み口もかなり軽やかなのが2023年の特徴。」
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:フランス
生産者:クロ・デュ・テュ・ブッフ
葡萄品種:コー、ピノ・ドニス、ガメイ
2024年10月 | ||||||
★ ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ
LE CLOS du TUE-BOEUF
★テュ=ブッフは、トゥールから40km北東、
ブロワに近いレ・モンティ村にある。
ブロワ伯爵の領地であったこの村にはクロ(壁で囲まれた土地)が
あり、テュ=ブッフと呼ばれる畑はそのクロの中にあった。
中世に3世紀にわたりシャティヨン家の領地となり、
続いてフランス王となるオルレアン家の王子と、
ブドウ畑は伯爵家の領地として治められ、
ここで生まれるワインは当時から高く評価されてきた。
シャルル・ドルレアンは100年戦争で財政難に陥ったため
領地を手放したが、モンティのクロにある畑は
残したと資料に残っている。
このことはこの畑がどれほど優れたクリュとして
扱われていたかを物語っている。
16世紀には国の管理となるが、
フランソワ1世と王女クロードは、
特に入念に手をかけてこの畑を管理し、
ル・クロ・デュ・テュ=ブッフはアンリ3世の統治の記録に
その名が残っている。
ピュズラ家は15世紀からモンティに続く家で、
現在のクロ・デュ・テュ=ブッフの所有者であり、
ジャン=マリーとティエリーのピュズラ兄弟がワインを造る。
彼らは、個性が明確にあらわれるワインを造るには、
風土の特徴を大切にしなければならないと考えている。
そのため栽培は昔からの伝統的な方法で行われる。
この地方では10月になると雨が多いため、
熟した健康なブドウだけを厳選するトリエの作業が欠かせない。
収量は大変低く、たいてい補糖はおこなわれない。
醗酵は酵母を加えずに、自然にゆっくり時間をかけておこなわれる。
この地方では、フィロキセラ禍の前にはピノ・ノワールや
シャルドネが多く栽培されていたので、
ピュズラは当然のようにピノ・ノワール、
シャルドネを栽培している。
過去の取扱いアイテム一覧
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