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更新日は 2024年 10月 07日 です。
2024年10月 | ||||||
★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●DOC ヴェネツィア・ジュリア・ビアンコ・マルヴァジア 2018
*DOC Venezia Giulia Bianco Malvasia 2018 / Damijan Podversic
*今年のマルヴァジアは柔らかくまろ味のある味わい。
金木犀の香りに口に入った瞬間のコロンと円い液体が
なんとも心地良く優しい甘みのある
なんとも言えない美味しさ。
しかもクールさを備え伸びもある。
個人的には今までのマルヴァジアの中で
一番お気に入りの味わいです。
なんてアロマテックなんでしょう、
身も心も蕩けそう。
余韻に少しハーブとスパイスを残すのもこれまた良し!
エヴィーノのに新津くんのコメントを添えます。
果皮も厚く、強いアロマを持った
マルヴァジー・ イストゥリアーナ。
アロマティックで糖度が上がりやすいブドウですが、
2017以降のマルヴァジーアは
今までの印象とは大きく変わりつつあります。
もちろんブドウの完熟という意味では
これまでと変わらないのですが、
単純に収穫量を落として凝縮すると、
どうしても糖度ばかり上がり
アンバランスになりがちなため、
過剰な凝縮よりも「いかに長い期間、
健全な状態を保ち樹上で熟成するか」、
を重視している といいます。
糖度だけ上がるのではなく、果皮、
種子はもちろん果梗の熟成によって酸、
タンニンも合わせた全体が凝縮することで、
ヴォリュームや果実 味だけでなく、
貴腐による複雑さ、奥行き、そして酸も
しっかり残りバランスを感じる
味わいとなっております。
昔に感じた強さやアンバランスさは
一体どこへやら。
ヴォリュームだけではない繊細さや奥行き、
現時点でここまでバランス感を持っているのは、
2014 以来かもしれません。
容量:750ml
生産年:2018年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:マルヴァジーア・イストリアーナ
2024年10月 | ||||||
★ ダミアン・ポドヴェルシッチ
DAMIJAN PODVERSIC
★1998年よりカンティーナを立ち上げ、
リボッラジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。
1985年、フリウリのワインに造りの「定説」に一石を投じたヨスコのもとには、
多くの造り手が集まり
(今では素晴らしい造り手ばかり、
のちにそれぞれの価値観を持ち、離れていくことになる。
当時の彼のカンティーナには溢れんばかりの熱意と信念、
才能が集まっていた。)、
濃密な時間を共に過ごすダミアンは、自身今までにないほど多くの事を学び、
(本人曰く、技術的なことではなく、
より内面的な部分で学ぶことの方が多かったという。)
自身のフィロソフィを築いていくこととなる。
土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、
揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。
「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、
畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。
マルヴァージアイストゥリアーナ、フリウラーノを主に
ピノ・グリージョ、カベルネ、メルロー栽培、
祖父から受け継いだサンフロリアーノの2haの畑にはシャルドネ、フリウラーノ、
メルローを栽培。畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うのみで、
一切の肥料、薬品類を使用しない。さらには土壌の耕転さえも行わない。
春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限を行う。
また、収穫に至っては樹上に極限まで残し熟成を促す、
結果収穫は10月以降、雨が少なく条件が整った場合は
11月に至ることも少なくない。
コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、
ボトリティスノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。
そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。
畑での徹底的なこだわりと作業量の多さ(過酷さ)は、
他のどんな造り手にも引けを取らないほど。
貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。
縦型の開放式大樽の中にて2か月以上のマセレーションを行いつつ、
野生酵母にて醗酵。
圧搾後、大樽にて熟成。4年以上のサイクルにてボトル詰め。
土地の持つ強烈なミネラル、完熟した果実、骨太な酸、
さらにはボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、
豊かさと旨みはもちろんの事、
他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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