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更新日は 2025年 04月19日 です。
2025年5月 | ||||||
★ドメーヌ・ベルトラン・ エ・アクセル・マシャール・ド・グラモン
●ニュイ・サン・ジョルジョ・レ・ヴァレロ 2021
*Nuits St.Georges Les Vallerots 2021 / Domaine Bertrand et Axelle Machard de Gramont
*正直、高くなりすぎで内容が伴わないブルゴーニュが多く
ブランド買いは敬遠してましたが今回は試飲して
びっくりだったアイテムなのでご紹介します。
*しっとりとした腐葉土や烏龍茶の入り
繊細かつ芯の強い味わいは
しっかりとした構成ながら
柔らかい柔軟性を兼ね備えておりました。
うっすらとした樽の効かせ具合は
もう樽を使わなくなった
名手フレデリック・コサールを思い出しました。
余韻もたまらないエレガントさです。
2025年3月25日試飲
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:ドメーヌ・ベルトラン・ エ・アクセル・マシャール・ド・グラモン
葡萄品種:ピノ・ノワール
2025年5月 | ||||||
★ ベルトラン・ エ・アクセル・マシャール・ド・グラモン
DOMAINE BERTRAND et AXELLE MACHARD de GRAMONT
★先代ベルトラン氏が1986年に設立した
Domaine Bertrand Marchard de Gramontを
その娘であるアクセル氏が
2004年に継承し誕生したドメーヌ。
設立当初は4haを耕作するのみであったが、
Nuits-Saint-Georges Aux Vallerotsの
2haに植樹を行った結果、現在6haを耕作中。
ベルトラン氏は、Chambolle-Musignyの
Comte Georges de Vogüé で長年働いていた人物で、
アクセル氏の祖母は、Domaine Dufouleur Frèresで
有名なデュフルール家の出身。
現当主であるアクセル氏の叔父グザヴィエ氏は1975年に
ドメーヌとしても有名なChantal Lescureと結婚。
コート・ドール全域に広がる
32haにも及ぶ巨大ドメーヌを
夫婦で取り仕切っていたが、
Chantalの死に伴い
Domaine Chantal Lescure (Nuits)、
そしてDomaine Marchard de Gramont(Premeaux) 、
Domaine Bertrand Marchard de Gramont
(Axelle Marchard deGramont)の3つに分割された。
Domaine Chantal Lescure (Nuits)18haの畑を所有。
Chantalの息子であるAymericと
Thibault Machard de Gramont が
1996年から取り仕切っていたが、
現在Thibault が当主。
Domaine Machard de Gramont (Premeaux)
20haの畑を所有。
コート・ド・ボーヌにより多くの畑を持ち注力。
Arnaud Machard de Gramontが取り仕切っており、 その息子AlbanとAlexisも携わっている。
栽培と醸造
アクセル氏がドメーヌに参画した後、
所有畑を全てビオロジックに徐々に転換
(現在ビオディナミに転換中)。
それに伴い、除草剤など合成薬剤の使用を中止し、
病虫害に対しては事前の予防を
広く行うことで対処している。
また醸造はより「マイルド」な手法を採用し、
穏やかな抽出、比較的短期間のキュヴェゾン、
穏やかな圧搾を心がけている。
熟成段階では新樽使用率を低く抑えつつも
長い期間行うこととし、
いずれもひとえにフレッシュな果実味、
繊細さ(とりわけ Nuits-saint-Georges
« Les Terrasses des Vallerots »と
« Les Vallerots »)、 そして余韻の長さ
(とりわけ樹齢の一際高い Nuits-saint-Georges
« Les Hauts-Prûliers »、« Aux Allots »、
そしてVosne-Romanée)を持つワインを
得るために行っている。
Les Terrasses des Vallerotsと
Les Vallerots という区画について
ドメーヌが所有する畑の中でも特筆すべき畑を
挙げるとすれば、この二つであろう。
Les Vallerots/レ・ヴァレロは
1級畑 Vaucrains の上方に位置している畑で、
ベルトラン氏が1984年に植樹した区画。
ヴァレロはブドウ畑が広がる斜面の最上部にあり、
そのすぐ上には松林が広がっている。
ヴァレロを登っていくと
テラス状に広がった畑を見ることができるが、
この畑はベルトラン氏が侵蝕防止のために
石灰岩の板で区切った畑で、
フィロキセラ以降打ち捨てられていた畑であった。
2000年から2001年にかけて、
この区画2haにブドウを植樹し、
Les Terrasses des Vallerots/
レ・テラス・デ・ヴァレロとした。
この区画は高低差が32mもあり、
それにより同一畑内でブドウの成熟に
2週間の違いが見られるという。
現在、未耕作の2haも徐々に開墾中で、
その区画は長きに渡って打ち捨てられていたため、
合成薬剤が全く使用されたことがないことから
アクセル氏の意中の場所であるという。
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