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更新日は 2026年05月16日 です。
| 2026年5月 | ||||||
★ロワゾー・ロドゥール
●ヴァン・ド・フランス・ブラン・ジュール・ブリュム 2023
*Vin de France Blanc Jour Brumeux 2023 / L’Oiseau Rôdeur
*同じリューディのサヴァニャンとシャルドネを混醸したキュヴェ。
*ジュラっぽさよりも綺麗で伸びの良い印象。
瑞々しい酸のある柔らかな流れで
プチっと弾ける果実感がとっても
しなやかに膨らむ。
余韻までピュア感が続きます。
2026年5月11日試飲
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:フランス・ジュラ
生産者:ロワゾー・ロドゥール
葡萄品種:シャルドネ、サヴァニャン
| 2026年5月 | ||||||
★ ロワゾー・ロドゥール
L’OISEAU RÔDEUR
★L’Oiseau Rôdeur ロワゾー・ロドゥールは、
ジュラのナチュラルワインのシーンで、
今、最も大きな注目を集めている新星ドメーヌです。
ドメーヌを運営するのは
1986年生まれのマリー・ムヌーと、
1983年生まれのトマ・ルジエのカップルです。
二人は情熱的でダイナミックなデュオとして、
ジュラで一躍名を馳せています。
ドメーヌはアルボワから10キロ程南西に行った
ポリニーの町にあります。
ポリニーは、ヴァランタン・モレルや
フィリップ・シャティヨンなども本拠を置く町です。
フランスを代表するハードチーズ、
コンテの熟成庫が多く集まり、
『コンテチーズの首都』とも呼ばれています。
元々、トマは IT 技術者として、マリーは法律家として、
リヨンで働いていました。
しかし、二人ともナチュラルワインが大好きで、
ブドウ栽培とワイン造りへの情熱を追い求めるために、
それまでのキャリアを捨てて、
ナチュラルワインの世界へと飛び込んだのです。
移住先はジュラでした。
ジュラを選んだのは、ビオ専門のブドウ栽培と
醸造学の成人向け高等職業教育校があり、
そのプログラムが非常に充実していたからです。
ここで学んだ後、トマはヴァランタン・モレル、
レ・ボッテ・ルージュ、ニコラ・ジャコブで、
マリーはジュリアン・ラベとヴァランタン・モレルで
研鑽していました。
その間に、彼らとの強い信頼関係を活かして、
新しくブドウ木を植樹することができる
いくつかの区画を借りることができたのです。
そして、2021年にドメーヌを設立し、
ダブルワークを続けながら、
2021年から段階的に 3.5ha の畑にサヴァニャン、
トゥルソー、ピノ・グリ、
アンファリネ(ジュラの古代品種)などを
植樹していったのです。
2023年、2人に大きな転機が訪れます。
ポリニーの著名なリューディにある平均樹齢50年の
貴重なブドウ木が栽培されている
2.1ha の区画を引退するヴァランタン・モレルの
お父さんから借り受けることができたのです。
こうして2人はドメーヌとして完全に独立。
2023年からロワゾー・ロドゥールとして
ブドウ栽培とワイン造りを始めたのです。
そもそも、ジュラでブドウ畑を見つけるのは
簡単ではありません。
特に、マリーとトマのようにジュラ出身者ではなく、
加えてワイン業界の新参者とあってはなおさらです。
このため、ジュラに移住して
ワイン造りを始める人達の多くが、
地元の実績あるヴィニュロンを頼ることが多いのです。
マリーとトマの場合もそうでした。
2人ともヴァランタン・モレルの下で働いていましたが、
ヴァランタンは2人がドメーヌとしてスタートするのを
色々手助けしてくれたそうです。
ヴァランタン・モレルの支援がなければ、
2人はこれほど早く畑を取得することは
できなかったそうです。
現在ロワゾー・ロドゥールがブドウを栽培している
主要なリューディは以下の二つです。
■En Trouillots Bâtard アン・トゥルイヨ・バタール■
ポリニーの村にあるリューディで、
標高300メートルの西南西向きのコート。
『Lesmarnes irisées レ・マルヌ・イリゼ』と
呼ばれるトリアス紀(三畳紀)の
虹色泥灰岩(土中の鉄分の酸化の度合いによって
紫から赤、緑や白色まで様々な色合いを見せるために
こう呼ばれる)の土壌。
ドメーヌの栽培面積は2.1ha。
栽培品種はシャルドネ、トゥルソー、ピノ・ノワール、
プールサール、ピノ・グリ、サヴァニャン。
ここは元々同じポリニー村に本拠を置く
ヴァランタン・モレルのお父さんが
1970年代にマッサル・セレクションで植樹した区画で、
平均樹齢50年。
父の引退にともない、ヴァランタン・モレルが、
マリーとトマに畑を貸すように父を説得してくれて、
借り受けることができた区画。
■Saint-Savin サン・サヴァン■
ポリニーの村にあるリューディで、
標高370〜390メートルの北北西向きのコート。
勾配が30度に達する急傾斜のコート。
ライアス世(ジュラ前期)の灰色泥灰岩に、
バトニアン期(ジュラ紀中期)の崩落した石灰岩が
堆積した土壌。
ドメーヌの栽培面積は1.5ha。
標高370m付近の下部と、
標高390m付近の上部の二つに分かれている。
下部の区画は0.7haで、
2021 年にマッサル・セレクションの
サヴァニャンが植樹された。
上部の区画は0.8ha で、2022年に全て
マッサル・セレクションによるサヴァニャン(0.45ha)、
トゥルソー(0.25ha)、
ピノ・グリ(0.1ha)が植樹された。
この区画は素晴らしい立地にありながら、
長年耕作放棄地だった畑。
マリーとトマのためにヴァランタン・モレルが
畑の地主に連絡を取り、2人に貸してくれるように、
さらに開墾してブドウを植樹することを
説得してくれた区画。
こうして、2023年に初ヴィンテージの醸造に着手して、
二人の夢は現実となったのです。
現在、ドメーヌの栽培面積は5.55ha。
そのうち 4.1ha がポリニーにあります。
残りの1.45haが隣村のグロゾンの村に位置しています。
ポリニーにある 0.5ha の区画のみが所有畑で、
残りの区画は全て地主から借りている畑です。
栽培品種は、サヴァニャン、シャルドネ、トゥルソー、
プールサール、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、
そしてジュラの古代品種であるアンファリネと、
少しのハイブリッドを栽培しています。
このうち、1.55haの畑は2023年以降の植樹であるため、
ブドウを収穫できるのは早くても
2026 年以降となります。
栽培は当初からビオロジックを実践しています。
畑では銅と硫黄のみを散布し、
生物多様性の向上に重点を置いた作業が行われています。
ヴァランタン・モレル、レ・ボッテ・ルージュ、
ニコラ・ジャコブ、ジュリアン・ラベなどの
ジュラの偉大な先達の下で学んだマリーとトマは、
最初から自らのドメーヌに対する明確なビジョンがあり、
目指すべきアプローチを理解していました。
それはジュラのテロワールを忠実に反映した、
ピュアでクリーンなワイン造り。
スタイルへの介入ではなく、透明性、
つまり、その土地の個性を
明瞭かつ誠実に語るワイン造りでした。
醸造においては、醗酵は天然酵母のみを用いて行われ、
ワインは濾過や清澄を行わずに瓶詰めされ、
亜硫酸は無添加、もしくは使用しても
可能な限り低く抑えられています。
基本的に、可能な限り介入を最小限に
抑えるという理念が貫かれています。
ドメーヌ名の『L’Oiseau Rôdeur
ロワゾー・ロドゥール』とは、
直訳するとフランス語で『徘徊する鳥』という意味です。
この名前は、2011年にシンガーの
アーサー・テブールによって
結成されたパリ出身のフランスのポップ/ロックバンド、
『Feu! Chatterton フー!シャテルトン』の
楽曲『Erussel Baled (The Ruins
エルセル・バレット(廃墟)』な中に
出てくる歌詞の一節です。
この曲にインスパイアされて、
ドメーヌ名としたそうです。
マリーとトマは、映画や音楽などのアートが大好きで、
ドメーヌ名だけでなく、キュヴェ名にも映画や音楽などの
アートに由来する名前がつけられています。
また、各キュヴェのエチケットのデザインにも、
その嗜好が反映されています。
エチケットのデザインは、マリーの妹でアーティストの
ジュリー・ムヌー(以下のインスタグラムアドレス)が
手掛けています。
ロワゾー・ロドゥールは、
2023年が初ヴィンテージですが、
ジュラの新星ドメーヌとして大きな注目を集めており、
フランスの最先端のワインショップのみならず、
既にデンマーク、ノルウエー、イタリア、スペイン、
スイス、ベルギー―、アメリカなどに輸出されています。
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