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更新日は 2025年11月06日 です。
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★ラ・テール・ポンシェ
●ヴァン・ド・フランス・ペティアン・ナチュール・ブラン・バビヤージュ 2023
*AOC Cotes du Jura Blanc La Tourmentine 2023 / La Terre Penchée
*ドメーヌのデビュー作となるコート・デュ・ジュラのキュヴェ
*優しく透明感のある味わいは
ハーヴィーで、粘度のある詰まった味わいで
たっぷりとした果実感のあるボディに
溶け込んだ酸が印象的。
柔らかくハーヴな余韻は
鉱物的な味わいも続きます。
2025年10月27日試飲
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:フランス・ジュラ
生産者:ラ・テール・ポンシェ
葡萄品種:シャルドネ
| 2025年11月 | ||||||
★ ラ・テール・ポンシェ
LA TERRE PENCHÉE
★シュッド・ルヴェルモンと聞いて、
何のことか分かる人はかなりのジュラ通でしょう。
南北に長く広がるジュラのブドウ産地は、
ボーヌの町を境に北のニュイと
南のボーヌに分かれているブルゴーニュに類似しています。
ジュラ・ワインの中心はアルボワの町ですが、
地図上で目安となるのはルンス・ル・ソニエの町です。
この町を境に北ジュラと南ジュラに
分かれていると言っていいでしょう。
ジュラの北の巨匠がピュピランのオヴェルノワなら、
南の巨匠はロタリエのガヌヴァです。
ピュピランとロタリエの距離は実に50キロ。
これはちょうどブルゴーニュのマルサネから
サントネーの距離と同じです。
当然、南ジュラのワインには、
北よりも果実のふくらみが感じられます。
その南ジュラのワイン産地を指す地元の言葉が
『Sud Revermont シュッド・ルヴェルモン』です。
南ジュラのヴィニュロンを訪れると、
「俺たちはシュッド・ルヴェルモンの造り手だ。」
誇らしげに語ります。
そんな南ジュラのシュッド・ルヴェルモンに
新たなドメーヌが誕生しました。
2023年に創設されたラ・テール・ポンシェです。
ドメーヌはエティエンヌ・ガニエと マルゴー・デルミンヌのカップルによって
創設されました。
エティエンヌは1990年生まれの現在35才。
マコンでBTSを取得した後、
マコンのニコラ・マイエの下で研鑽。
数年後、南のピック・サン・ルーへと移り、
マ・フラキエで働いている時に、
運命の導きで今のパートナーのマルゴーと出会いました。
それ以来、二人は共に人生を送り、
二人の将来のプロジェクトについて、
そしてワインに対する想いを語り合い、共有してきました。
ドメーヌ・ド・ラ・トゥルネルで
収穫と醸造を経験しました。
その後、さらにドメーヌ・デ・マルヌ・ブランシュで
3年半働きました。
そして、エティエンヌは今年、マルヌ・ブランシュを退職して、
ドメーヌに専心することになりました。
パートナーのマルゴーはドメーヌでの仕事と並行して、
現在はドメーヌ ・ラベでも働いています。
ドメーヌは、ガヌヴァの本拠地ロタリエの2つ南の村、
オジャにあります。
2023 年当初、ドメーヌの栽培面積は僅か1ヘクタールで、
シャルドネのみを栽培していましたが、
2025年に複数の区画を借り受けて、
現在栽培面積は4ヘクタールに広がりました。
区画はスザンセイ、ヴァンセル、 オルバーニャの
3つの村に点在しています。
シャルドネに加えて、サヴァニャンとプールサール、
ごく僅かにトゥルソーとピノ・ノワールの栽培も始めました。
栽培はビオロジックで、
一部ビオディナミの手法も取り入れています。
醸造に関しては、醸造添加物は一切使わず、
野生酵母での醗酵で、
可能な限り人為的介入を少なくした
ナチュラルな醸造を行っています。
亜硫酸も必要な場合以外は無添加です。
ドメーヌ名のラ・テール・ポンシェとは、
フランス語で『傾斜した土地』という意味です。
これは、西のブレス平野とジュラ山脈の間に
細長く広がるジュラのブドウ畑を詩的に表現したものです。
ジュラ山脈の麓の丘陵地帯に広がるブドウ畑には、
傾斜が40度近くになる急峻な畑もあります。
また、造り手は畑仕事で一日の大半は
腰をかがめて過ごさなければなりません。
このようなことからドメーヌ名を
ラ・テール・ポンジェと命名したそうです。
ドメーヌの初ヴィンテージとなる2023年は、
ペット・ナットとコート・デュ・ジュラ白の
2種類のキュヴェのみが造られました。
弊社は 2025 年の初夏のリリースと
同時にドメーヌを訪問しました。
幸運なことに、少ない生産量にも関わらず、
初年度から日本へのアロケーションを
頂くことができました。
今後が大いに期待できるシュッド・ルヴェルモン・
南ジュラの新ドメーヌです。
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