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更新日は 2024年 10月 02日 です。
2024年10月 | ||||||
★テッラカンタ
●IGT ラツィオ・ビアンコ・フリッツァンテ・ニーナ 2022
*IGT Lazio Bianco Frizzante Nina 2022 / Terracanta
*クリアーな健康的なフリッツァンテ!
なんて透明感のある味わいなんでしょ。
木目の細かな泡とミネラルのある味わいは
ハーブなニュアンス。
紅茶の様な香ばしさに
わずかにありタンニンが綺麗ですが
心地良いメリハリがあります。
2024月7月30日試飲
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:イタリア・ラツィオ
生産者:テッラカンタ
葡萄品種:トレッビアーノ、マルヴァジーア・ディ・カンディア
2024年10月 | ||||||
★ テッラカンタ
TERRACANTA
★テッラカンタは2019年に始まった
ナチュラルワインのプロジェクトです。
カンティーナは、ローマ近郊のカステッリ・ロマーニと呼ばれる
ローマの南東の丘陵地帯で、アルバノ・ラツィアーレと
アルデーアの間にあります。
15haの農園で、ブドウの他にキウイとオリーブを
ビオディナミで栽培しています。
テッラカンタの母体となる農園の起源は、
現在の当主カルロの祖父、ヴィンチェンツォ・チェグリアが
ローマ郊外の田舎に隠居して、
1959年にCeglia チェグリア農園を設立した時に遡ります。
彼は妻のニーナ(カルロの祖母)とともに
農園でブドウとオリーブの栽培を始めました。
しかし、彼が重い病に倒れたため、
畑の仕事は娘のアンジェリーナ(カルロの母)に引き継がれます。
1982 年にアンジェリーナは作物を多様化することを決断。
7haはキウイの畑、4haをブドウ畑として残しました。
しかし、当時は化学肥料や農薬が増え、
努力の割に出来は芳しくありませんでした。
そこで、アンジェリーナはビオディナミを熱心に実践する
アンジェロ・ベルテアという特別な人物と出会い、
1986年に畑をビオディナミに転換することを決断します。
アンジェリーナはまず生きた土壌を
回復させることが不可欠であることを考え、
肥料を与える代わりに、ビオディナミの調剤に使う
25種類の薬草を撒きました。
また、畑の耕耘も始め、それまでとは全く異なる
ビオディナミのアプローチで作物を育て始めました。
その結果、植物は豊かに成⾧し、
土地に住み着く多種多様な生物が増え、
そして土壌も大きく変化しました。
地質分析をしたところ、腐葉土や有機物、
土地に有用な無数の微生物やミミズが絶え間なく繁殖し、
肥沃になっていることが分かったのです。
しかし、農園には醸造設備はなく、
栽培したブドウはずっと他のワインの造り手に
全て売却していました。
その後、2019年にアンジェリーナの息子のカルロと
妻のルチアが農園に参画しました。
二人はナチュラルワインに対して
結晶のような強い情熱を持っていました。
二人はナチュラルワイン造るための
カンティーナ、“テッラカンタ”を設立。
醸造所も新設し2020ヴィンテージから
ナチュラルワイン造りを始めたのです。
まだ新興のカンティーナですが、
すでにローマとローマ近郊のレストランやワインバー、
ワインショップで大人気を博しています。
テッラカンタでは、オーガニックと
ビオディナミの認証を受けた
ナチュラルワインを造っています。
畑は35年以上前からビオディナミで管理され、
銅の使用も完全に止めてから⾧い年月が経っています。
二人は良質なワインは畑で生まれるという考えのもと、
醸造的な介入は一切行いません。
清澄や濾過も行わず、ワインが持つ生命力を
そのままボトルに閉じ込めるようにしています。
セラーでは、ワインは地中に埋められた
クヴェヴリ(テラコッタ素材)で自然に発酵・熟成します。
二人はワインが生まれ、熟成するのに
最適な容器は何かと考えた時に、
ワインの原点であるジョージアに戻りたいと考えたのです。
ジョージアでは何千年もの間、
ブドウは地中に埋められたクヴェヴリで
醸造されてきました。
この方法では、地中に埋めることによって
効果的な断熱が可能になり、テラコッタの多孔性によって、 木樽の場合と同様に、
ワインに微小な酸素を供給することができます。
また、クヴェヴリを包み込んでいるのは、
ブドウ畑の根の周りを包んでいるのと同じ
大地の土であります。
ワインは常に土と接触し、
そのエネルギーを交換しているのです。 テッラカンタのブドウ畑は、古代の火山の噴火でできた
カルデラ湖であるアルバーナ湖の麓から海岸に向かって
緩やかに傾斜している渓谷に位置しています。
海抜は110mで南西向きです。
地質は、粘土や砂、シルトの混合物が
凝灰岩主体の下層土に入り込んでいます。
溶岩流に由来する火山性土壌で、
ワインに豊かなミネラルと風味を与えてくれる
カリウムを豊富に含む土壌です。
ブドウ木の樹齢は60年で、
祖父がブドウ栽培を始めた1959年からずっと
灌漑なしで栽培されてきました。
地場品種のトレッビアーノ、 マルヴァジーア・ディ・カンディア、
マルヴァジーア・デル・ラツィオを
主体に栽培しています。
各品種の栽培面積は以下の通りです。
トレッビアーノ 2.4ha
マルヴァジーア・ディ・カンディア1.0ha
マルヴァジーア・デル・ラツィオ0.4ha
ベッローネ0.16ha
モンテプルチアーノ0.04ha
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