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*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 06月03日 です。
2025年6月 | ||||||
★ゲブリューダー・マティス
●オーセロワ・トゥーニベルグ 2023
*Spätburgunder Tuniberg 2023 / Gebrüder Mathis
*香りを嗅いでトローン、
ほんのり甘い官能的な少し金木犀様な
香りがあります。
熟れた花梨にオイリーなナッツ、
マンゴーもあるかな?
木目の細かい酸と程良い粘度の液体が
しっとりと華やかに広がり、
余韻まで続くのです。
うっとり!
2025年6月4日
*生産者のコメント
リンゴ、花梨、白い花を思わせるアロマ、
軽いナッツの風味が加わります。
非常にジューシー、果実味が繊細でほどよく
抑制された酸味があります。
舌の上で溶けるようなフィニッシュが
長い余韻を素晴らしく引き立てます。
*オルボーの村岡くんのコメント
NEOコルク。
エキス化した洋ナシの果汁、酸と果実が
ハイトーンで溶け合い僅かなスモークと
重なる集中力の高い構成美。
スワリングすると蜜が上昇するパンデピス、
毛細血管状に広がる酸の構成。
樽が毛羽立つことなく立体感を強調、
大きなスケール。
アルザスではピノ・ブランに混ぜられてしまう
オーセロワという葡萄の底力に震撼させられます。
品種に対するともすると差別にも似た
固定概念を覆して目を覚ましてくれるワイン。
凛として口の中でだらしなく
崩れることのない果実の構成、
ピンと張り詰めさせる張力がありながら
飲み手に緊張感を強いる要素を感じさせません。
香りを常に上向きに維持したままに
わずかな収れんと共に心地よく
デクレッシェントして消えない余韻。
(2025年6月 村岡)
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:ドイツ・バーデン
生産者:ゲブリューダー・マティス
葡萄品種:オーセロワ
2025年6月 | ||||||
★ ゲブリューダー・マティス
WEINGUT GEBRÜDER MATHIS
★ドイツ南端バーデン、トゥーニベルク(Tuniberg)での
ブドウ栽培の歴史は2世代前に遡ります。
代々受け継がれた石灰岩採掘所の埋蔵地を
ブドウ畑に開墾するという決断から始まりました。
ベルンハルト、フランツ、ポールのマティス兄弟は
フランス産のバリック樽でワインを
熟成させることを始めました。
彼らはこの地における木樽熟成の
パイオニアでもあったのです。
こうして1970年代、ヴァイングート・カルクベーデレ
(Kalkbödele)として設立されました。
2020年、母であるソニア・マティス・スティッヒから
息子であるセヴェリン・スティッヒとパートナーである
サベス・セドラチェックがヴァイングートと
一族の歴史を引き継ぎました。
彼らは家名であるマティスの名を重視し、
自然本来の栽培に回帰しています。
栽培
トゥーニベルク全体がひとつのブドウ畑と言えます。
しかし、ブドウが植樹されている全ての畑が
自然環境に配慮しているわけではありません。
モノカルチャーにはバランスが必要です。
最良の畑、区画を選び戻る必要があります。
それは必ずしも簡単なことではありません。
しかし、私たちは楽なことをするために
ワイン生産者になったわけではないのです……。
私たちが石ころだらけの道を選んだのは、
それが偉大なワイン造りへとつながる唯一の道だからです。
造り手として私たちは自然と故郷に対する
責任を背負っています。
そのため、私たちは文化的なこの景観を
維持するのはもちろん、
その先に進みたいと考えています。
現在、私たちがこれまで実践してきた
自然な手法に明確な枠組みを加え、
認証を持った畑へと転換しています。
ヴュルテンベルク州とバーデンを包括する
この地域はSchwaben(シュヴァーベン)と呼ばれています。
かつてシュヴァーベン公国が支配していた
このエリアはドイツ国内からも後付けの鬼っ子的な存在で
シュヴァーベンという言葉には
”田舎者“を揶揄する意味も含まれています。
しかしながら一方向からのアイデンティティではなく
俯瞰して見れば、中央ヨーロッパ文化が融合する地であり、
ジュラ的、アルザス的、スイス的な要素も持ち合わせています。