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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 06月03日 です。
2025年6月 | ||||||
★ゲブリューダー・マティス
●シュペートブルグンダー・カルクベーデレ NV(2022 / 2023)
*Spätburgunder Kalkbödele NV(2022 / 2023) / Gebrüder Mathis
*対照的な2022年と2023年の良いとこどり。
カシスやラズベリーのニュアンスもあり
クールさの中に、熱いものが込み上げてくる
何とも言えないコントラスト!
とってもジューシーでしかも
心地良い旨みの乗った嬉しいピノです。
この価格は嬉しすぎます。
少し還元がありますがすぐに消えますよ!
2025年6月4日試飲
*生産者のコメント
赤いチェリー、カシス、スミレの香り。
野生のベリー果実の清涼で爽快な香り。
全体的にとてもジューシーで
美しい酸の骨格があります。
非常に軽やかでフレッシュ。
少し冷やした方が楽しめます。
下にドーンと控えるミネラルが
安定感、安心感を与えます。
酸とタンニンの絶妙なコントラストの
残る余韻が素晴らしいですよ!
ほんの少し還元がありますが
すぐに消えます。
2025年6月4日試飲
*オルボーの村岡くんのコメント
DIAM5コルク。
バランスよく甘さと酸を香りに感じられる
熟した日本のイチゴ、純度の高い赤果実。
抜栓直後はやや新世界にも似た
還元的な要素が僅かにありますが
スワリングで消えます。
瑞々しく開放的で淀みなく入り込みます。
構成要素は極めてシンプルで
淡くきれいに熟した赤果実。
緊張感を強いることがない、
酸のトーンは高いですが果実の支えに
回り突き刺し、エグミのような
要素は感じません。
クラシックな90年代を思わせる
しっとりジューシーで冷ややかな果実。
わずかにオレンジピール、
高い成熟度のタンニンが描くグラデーションが
ハラハラと剥がれ落ちる儚い余韻。
現状、この価格で買える
ピノ・ノワールとしては非常に優秀。
散見されるぎこちなさの残る
スタイルではないのはクローンだけの
問題ではない気がします。
(2025年6月 村岡)
容量:750ml
生産年:NV(2022 / 2023)年
生産国:ドイツ・バーデン
生産者:ゲブリューダー・マティス
葡萄品種:シュペートブルグンダー
2025年6月 | ||||||
★ ゲブリューダー・マティス
WEINGUT GEBRÜDER MATHIS
★ドイツ南端バーデン、トゥーニベルク(Tuniberg)での
ブドウ栽培の歴史は2世代前に遡ります。
代々受け継がれた石灰岩採掘所の埋蔵地を
ブドウ畑に開墾するという決断から始まりました。
ベルンハルト、フランツ、ポールのマティス兄弟は
フランス産のバリック樽でワインを
熟成させることを始めました。
彼らはこの地における木樽熟成の
パイオニアでもあったのです。
こうして1970年代、ヴァイングート・カルクベーデレ
(Kalkbödele)として設立されました。
2020年、母であるソニア・マティス・スティッヒから
息子であるセヴェリン・スティッヒとパートナーである
サベス・セドラチェックがヴァイングートと
一族の歴史を引き継ぎました。
彼らは家名であるマティスの名を重視し、
自然本来の栽培に回帰しています。
栽培
トゥーニベルク全体がひとつのブドウ畑と言えます。
しかし、ブドウが植樹されている全ての畑が
自然環境に配慮しているわけではありません。
モノカルチャーにはバランスが必要です。
最良の畑、区画を選び戻る必要があります。
それは必ずしも簡単なことではありません。
しかし、私たちは楽なことをするために
ワイン生産者になったわけではないのです……。
私たちが石ころだらけの道を選んだのは、
それが偉大なワイン造りへとつながる唯一の道だからです。
造り手として私たちは自然と故郷に対する
責任を背負っています。
そのため、私たちは文化的なこの景観を
維持するのはもちろん、
その先に進みたいと考えています。
現在、私たちがこれまで実践してきた
自然な手法に明確な枠組みを加え、
認証を持った畑へと転換しています。
ヴュルテンベルク州とバーデンを包括する
この地域はSchwaben(シュヴァーベン)と呼ばれています。
かつてシュヴァーベン公国が支配していた
このエリアはドイツ国内からも後付けの鬼っ子的な存在で
シュヴァーベンという言葉には
”田舎者“を揶揄する意味も含まれています。
しかしながら一方向からのアイデンティティではなく
俯瞰して見れば、中央ヨーロッパ文化が融合する地であり、
ジュラ的、アルザス的、スイス的な要素も持ち合わせています。