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*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 06月03日 です。
2025年6月 | ||||||
★ゲブリューダー・マティス
●スーリ・グリーズ 2021
*Souris Grise 2021 / Gebrüder Mathis
*生産者のコメント
Souris Grise (灰色のネズミ) は、
自然に濁った白ワインです。
開封前にまず振ってください。
最初はわずかにスパイシーな香りがあり、
次に白くてジューシーな核果果実が続き、
木の香りが軽く強調されています。
口に含むと素晴らしいミネラル感があり、
非常にフレッシュです。
フレッシュさが口全体に広がり、
上質でジューシーな白い果実と程よい塩味が特徴です。
驚くほど刺激され飲み進みます。
Souris Grise (グレー マウス) は、
自然に濁った白ワインです。
*オルボーの村岡くんのコメント
試飲会後二日間持ちまわりましたがネガティヴは皆無です。
グラスの内側に引き込むような引力のある
完熟グレープフルーツ。
舌の上を摩擦する丸みを帯びた黄桃のエキス、
グリップしながらも瑞々しく拡散。
果実の焦点がはっきりと明確で
完熟した質の高さを感じさせてくれます。
穏やかに支える酸とのメリハリの良さ、
光彩に滲みのない明確な構成美。
クヴェヴリ由来の表面的な
果実の摩擦の心地良さ。
酸化由来のネガティヴを感じさせず
余韻まで立体感を維持したままフィニッシュ。
アルザスのピノ・グリ的な重たさもなく、
イタリアのそれよりは凛としたフォーカス。
狙いすました着地点の美しさ。
(2024年5月 村岡)
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:ドイツ・バーデン
生産者:ゲブリューダー・マティス
葡萄品種:グラウブルグンダー(ピノ・グリ)、リースリング
2025年6月 | ||||||
★ ゲブリューダー・マティス
WEINGUT GEBRÜDER MATHIS
★ドイツ南端バーデン、トゥーニベルク(Tuniberg)での
ブドウ栽培の歴史は2世代前に遡ります。
代々受け継がれた石灰岩採掘所の埋蔵地を
ブドウ畑に開墾するという決断から始まりました。
ベルンハルト、フランツ、ポールのマティス兄弟は
フランス産のバリック樽でワインを
熟成させることを始めました。
彼らはこの地における木樽熟成の
パイオニアでもあったのです。
こうして1970年代、ヴァイングート・カルクベーデレ
(Kalkbödele)として設立されました。
2020年、母であるソニア・マティス・スティッヒから
息子であるセヴェリン・スティッヒとパートナーである
サベス・セドラチェックがヴァイングートと
一族の歴史を引き継ぎました。
彼らは家名であるマティスの名を重視し、
自然本来の栽培に回帰しています。
栽培
トゥーニベルク全体がひとつのブドウ畑と言えます。
しかし、ブドウが植樹されている全ての畑が
自然環境に配慮しているわけではありません。
モノカルチャーにはバランスが必要です。
最良の畑、区画を選び戻る必要があります。
それは必ずしも簡単なことではありません。
しかし、私たちは楽なことをするために
ワイン生産者になったわけではないのです……。
私たちが石ころだらけの道を選んだのは、
それが偉大なワイン造りへとつながる唯一の道だからです。
造り手として私たちは自然と故郷に対する
責任を背負っています。
そのため、私たちは文化的なこの景観を
維持するのはもちろん、
その先に進みたいと考えています。
現在、私たちがこれまで実践してきた
自然な手法に明確な枠組みを加え、
認証を持った畑へと転換しています。
ヴュルテンベルク州とバーデンを包括する
この地域はSchwaben(シュヴァーベン)と呼ばれています。
かつてシュヴァーベン公国が支配していた
このエリアはドイツ国内からも後付けの鬼っ子的な存在で
シュヴァーベンという言葉には
”田舎者“を揶揄する意味も含まれています。
しかしながら一方向からのアイデンティティではなく
俯瞰して見れば、中央ヨーロッパ文化が融合する地であり、
ジュラ的、アルザス的、スイス的な要素も持ち合わせています。