★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●DOC ヴェネツィア・ジュリア・ビアンコ・リボッラ・ジャッラ 2020
*DOC Venezia Giulia Bianco Ribolla Gialla 2020 / Damijan Podversic
*嬉しい程、ダミアン節が炸裂してます。
心地良い凝縮度に綺麗で滑らかな舌触りの液体が
戻ってきました。
しかも透明感があり心地良い緊張感もある
ザ・リボッラって感じの素晴らしい味わいです。
2025月12月8日
エヴィーノの新津
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くんの感動のコメントも添えます。
以前ダミアンが語っていた言葉ですが、
「ヴィンテージの特徴は1年間の気候に
左右されるものではない、
収穫前1ヶ月間の気候(気温差、雨、日照)によって
色付けされる」。
2020年は久しぶりに冷涼で雨の多い、
気温差のあるヴィンテージ。
適度な湿度を保ったことで得られる
ボトリティスノービレの恩恵と、
例年以上に酸が全体を引き締めてくれる、
エレガントで繊細なキャラクターを持った
ブドウが収穫できました。
貴腐の恩恵はダミアン曰く、全体の40%程度。
「貴腐が少なく日照に恵まれたヴィンテージは、
果実の成熟・凝縮が強く、表情豊かで、ポジティヴさを、
対照的に貴腐の多いヴィンテージは複雑さ、
奥行き、エレガントでポテンシャルを感じる。」
相反しつつも、それぞれ異なった魅力を
持っているダミアンのワイン。
彼が栽培するブドウの中で、
最も収穫の遅いリボッラ ジャッラ。
夏場は十分な日照があったものの、
雨は少なく果粒のサイズは例年に比べて小さい、
その分果皮も厚く健全に成熟。
8月以降に大きく気温が下がり、
適度な雨によって貴腐化するブドウ。
果皮の厚さはカビや病気への抵抗力となり、
全体的な収穫量は多かったものの、
モストが少なく最終的には
生産量は少なくなったという1年でした。
果皮由来の豊かなタンニンと、
ボトリティス由来の妖艶で複雑な香り、
全体を引き締める骨太な酸によって、
非常に立体感を感じる2020年の
リボッラ ジャッラ。
そして、昨年2019にも強く感じましたが、
昔のダミアンのイメージとは
一線を画すワインの透明感、洗練された味わい。
以前はモンテカルヴァリオの畑から、
トラックで約40分かけてブドウを
運ばなければいけなかったダミアン。
「2019年の収穫より、畑の隣に建てた
カンティーナまで数分と掛からない時間で
醸造を始めることができる。
これがブドウにとってどれだけ素晴らしい事なのか、
ワインを飲めば皆きっと理解してくれるだろ!」
そう笑う彼。
暑い年と冷涼な年、相反する魅力を持った
ダミアンのワイン。
個人的には冷涼で貴腐の恩恵を受けた
ヴィンテージが大好物です。
今回の2020は、久しぶりに背筋が
ゾクッとする美しさを持った、
まさに大好物なリボッラ ジャッラです。
*品種:リボッラ・ジャッラ100%。
樹齢:20〜40年。
収穫を可能な限り遅らせることで
最大限に成熟した果実、果皮には
多くの貴腐の恩恵を受けたブドウと
腐敗果を徹底し選果を行う
徐梗して果皮、種子と共に3ヶ月、
圧搾後、大樽にて36ヶ月、瓶内にて18ヶ月熟成。
2020 年は久しぶりに冷涼で雨の多い、
気温差のあるヴィンテージ。
貴腐の恩恵は40%程度。
果皮由来の豊かなタンニンと、
ボトリティス由来の妖艶で複雑な香り、
全体を引き締める骨太な酸によって、
非常に立体感を感じるヴィンテージ。
インポーターはエヴィーノさん
容量:750ml
生産年:2020年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:リボッラ・ジャッラ
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