★ドメーヌ・ラ・ボンヌ・ピヨッシュ
●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・レイジ・アゲインスト・サ・ボンボッシュ 2022
*Vin de France Rouge Rage Against the Bomboche 2022 / Domaine La Bonne Pioche
*ヨアンが高貴品種と考えるベルジュラックの
地場品種デュラス主体の赤。
*しなやかに柔らかいコクのあるニュアンス、
綺麗でしっとりとした液体はイチジクや
ブルーベリー、ダークチェリーの果実に
柔らかい味わい酸とタンニ
続きを読む
ンが
心地良く綺麗で程良い熟度も感じます。
2024年6月4日試飲
*品種:デュラス80%、
ブローコル(フェル・セルヴァドゥ)10%、
カベルネ・ソーヴィニョン10%
醸造:手摘みで収穫したブドウ(1/3 は全房)を
野生酵母のみでグラスウールのタンクで
温度管理を行わずに自発的に醗酵。
マセラシオンはセミ・マセラシオン・カルボニックと
1日1回のルモンタージュで20日間。
圧搾後、引き続き自発的なマロ醗酵熟成。
無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。
2022年の収穫日はデュラスとカベルネは9月6~7日。
ブローコルが9月17日。
アルコール度数14度。
総生産量3,150本。
2024年3月時点のSO2トータルは19mg/l。
ヨアン自身のコメント:
私はデュラスが世界最高の
品種の1つであると思っています。
今日素晴らしいワインバーでは、
ピノやシラーを味わうことが多いですが、
私はそこにデュラスを加えるべきだと思っています。
このキュヴェには、ヴィンテージの個性が
見事に反映されています。
非常に熟した果実味からは
太陽を感じることができます。
セミ・マセラシオン・カルボニックによって、
グリオットやイチゴのノートが感じられる
美食のワインが生まれました。
ワインのフィニッシュには、
この品種の特徴である胡椒のノートが感じられます。
キュヴェ名の
『レイジ・アゲインスト・サ・ボンボッシュ』とは、
1990年代のアメリカのロックバンド、
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
(Rage Against the Machine)の
名前をもじったものです。
Bomboche ボンボッシュとは、
祖父の時代の人が使っていた古いフランス語で
「パーティー」を意味する言葉です。
直訳すると「パーティーに対する怒り」になります。
なぜこんな名前を付けたかというと、
新型コロナで外出制限になっていたある日、
一人の老政治家がテレビで
「もうボンボッシュ(パーティー)を止めろ!」と
国民に怒鳴ったのです。
この発言は、「どの口が言うのか!
ボンボッシュ政治家が!」と
多くのフランス人のひんしゅくを買いました。
ワインは仲間と一緒に楽しむものです。
国民感情から遠くかけ離れた年老いた政治家が、
フランス人からパーティーの楽しみを
奪うことはできません。
そこで、私は『ボンボッシュ(野郎!)に対する怒り』と
名付けたのです。
この名前は大成功でした。
私とすれ違う多くの人が「あ~、あのボンボッシュを
造ってくれた人ですね」と言ってくれるからです(笑)
インポーターはVIVITさん 12本
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・南西地方(シッド・ウエスト)
生産者:ドメーヌ・ラ・ボンヌ・ピヨッシュ
葡萄品種:ブローコル(フェル・セルヴァドゥ)、デュラス
折りたたむ