★ドメーヌ・ルージョ
●ブルゴーニュ・コート・ドール・ルージュ・レ・ラムローズ・サン・スフル 2022
*Bourgogne Côte d'Or Rouge les Lameroses Sans Soufre 2022 / Domaine Rougeot
*口に入った瞬間から柔らかい味わいで
イチジクの様な果実に
お香、漢方の複雑な印象。
マロ味があって可愛らしいプチッとした酸が
とっても良いアクセント。
綺麗に膨らみながら中盤からカシスの様な
ハリのある果実が開き出
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す。
心溶けそうに美味しい!
2025年6月19日試飲
*あくまでも個人的な見解ですが、
実力のあるブルゴーニュの生産者がルージョの様に
本気を出してサンスフルのワインを造ると
基礎力、、歴史観、経済的な要素を含め、
レベルの高いサンスフルのワインを造り出します。
もちろん何十年も買っているお客様向けの
既存のラインは造り続けなくてはなりませんので、
ある意味サンスフルヴァージョンは裏物となるのでしょう。
ただものを創る人間にとって変化は必要で必然です。
長い間ワインに関わっていると
自然派のワインが大好きな者としても
大人と子供の様な違いも感じてしまう今日この頃です。
ここ数年、環境の変化で確実に
気温が上がっている状態で、
特に自然派の若い生産者は資金面の問題もあり、
セラー環境はクーラー等で整えても醸造施設まで
温度管理が出来ていないせいか醗酵時の環境で
揮発のワインが多くなって
きてしまっている様に感じます。
(本来、原理主義的生産を考えるとクーラーの
サーモスタットの磁石の電磁波は
あり得ないかもしれません。
まあ正確には原発大国のフランスで
ロワールやローヌ川の自然派の生産者の畑の上には
原発がいくつもあるので全てが覆るんですけど。)
*品種:ピノ・ノワール100%
区画:ムルソー村北部、Les Lamerosesの区画
面積:1.5ha
土壌:粘土質石灰土壌
平均樹齢:40~70年
収量:35~40hl/ha
密植度:10,000本/ha
栽培法:ビオディナミ
醸造:手摘みで収穫後、選果台で厳しく選果。
100%全房醗酵。
15~18日間かけ自然酵母のみを使用し
大樽で醗酵。
毎日1~2回のルモンタージュ、
醗酵期間中に1~2度ほどピジェアージュ。
フリーランジュースとプレスジュースを
アッサンブラージュし、澱とともに樽へ。
樽でマロラクティック醗酵。
熟成は1~5年樽を使用し12ヶ月間。
インポーターはヴァンクロスさん。12本
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:ドメーヌ・ルージョ
葡萄品種:ピノ・ノワール
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