★ヴィットーリオ・グラツィアーノ
●IGTランブルスコ・フォンタナ・デイ・ボスキ 2023
*IGT Lambrusco”Fontana dei Boschi” 2023 / Vittorio Graziano
*久々のセンス爆発!
クリアーでキレの良いグラツィアーノらしさ満開の
唯一無二のランブルスコでとっても嬉しい!
ある意味天才的故に良い時とダメな時の落差が激しい。
森田屋の好きな生産者はいつもこんな人なんですね!
冷涼なのにコクがあって奥深く膨らむ、
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柔らかなタンニンとキレのある酸、
彼の世界を体験できて嬉しい!健在でした!
2025年6月9日試飲
*ランブルスコ・グラスパロッサ主体、樹齢16~30年。
収穫後、果皮と共に約1週間、野生酵母による醗酵。
冬の気温によっ て醗酵が止まり、
3〜4月の気温の上昇に合わせてボトル詰め、
瓶内で醗酵を終える。
スボッカトゥーラ(オリ抜き)は行わずにリリース。
毎年の変化に合わせて、微妙に手法を変えるランブルスコ。
これほど繊細で複雑さを持ちながらも、
食事と共にあるランブルスコ本来の厚み、
タンニン、飲みごたえも両立した
グラツィアーノらしいランブルスコ。
ランブルスコという名前は広く知られていますが、
現在主流となっているシャルマー式の大量生産ではなく、
伝統的な瓶内再醗酵にて造られる本当のランブルスコ。
1970年代、大資本化・大量生産の大きな流れに
一人で立ち向かい、
当時から今と変わらない自然回帰の農業と、
伝統的な ランブルスコを造り続けてきたヴィトーリオ。
年の特徴をそのまま切り取りながらも、
年ごとに異なる様々なアプローチによって生まれる、
魔法のようなランブルスコ。
リーパ、スミルツォと来ると、
やはり仕上がりが気になるランブルスコ!
2023年は見事に発泡しております。
冷涼でありつつも果皮が成熟するのを待ってから
収穫される彼のランブルスコ・グラスパロッサ。
果皮が厚く豊かなタンニンを十分に含み、
原酒が完成してから再醗酵。
果皮の熟れた香りに、ややワイルドさを感じつつも、
滑らかな質感と旨味の乗ったタンニンを感じつつも、
きれいに流す酸と豊かな泡。
そして完全醗酵のキレのよさ。
時間が経つにつれて開き、
柔らかく複雑で一体感を持った
グラツィアーノのランブルスコ。
やはり彼のようなランブルスコは、
他では出会ったことがありません。
日本では、赤の発泡を飲む機会が少なく、
敬遠されることも多いですが、
グラツィアーノはやはり例外です。
さらに言わせていただくと、
さらに熟成の魅力も感じます。
素晴らしい味わいを持ちつつも、
「特別な何か、、」というよりも、
常にテーブルに置いておきたいワインとでも
言いましょうか。
素晴らしいランブルスコです。
インポーターはエヴィーノさん
12本
容量:750ml
生産年:2023年
生産国:イタリア・エミリア=ロマーニャ・モデナーカステルヴェートロ ディ・モデナ
生産者:ヴィットーリオ・グラツィアーノ
葡萄品種:グラスパロッサのほか
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