★このドメーヌのメゾンはマルイユ・シュール・アイにあり、
プルミエ・クリュに格付けされている
アヴネ・ヴァルドール(Avenay Val D’or)、
ビスイユ(Bisseuil)、マルイユ・シュール・アイ(Mareuil Sur Ay)の
3つの村に合計5haの畑を所有しています。
ブドウの品種は、アヴネ・ヴァルドール村では
ピノ・ノワール シャルドネとピノムニエを少し 、
ビスイユ村ではシャルドネ とピノ・ノワールを、
マルイユ・シュール・アイ村ではピノ・ノワールをそれぞれ栽培しており、
平均樹齢35年のブドウの樹です。
現オーナーのアントワーヌ・ブーヴェ(Antoine Bouvet)は
2011年より祖父からこのドメーヌを引き継ぎました。
数年前から土壌改良に力を入れ、
シャンパーニュをつくるためのブドウ栽培には除草剤を一切使用せず、
イラクサからつくる発酵液肥料を使用、
2015年からはエッセンシャルオイルも使用しています。
2016年からは1haの畑でビオディナミ農法を実践し、
数年後には農薬や化学肥料を一切使用しない農法に転換する予定ですが、
特に有機認証の取得を目的としているわけではありません。
ワイン造りでは、人が手をくわえることを極力おさえて、
ワインにワイン造りを任せることを大切にしています。
補糖、酵素添加はせず、
ブドウの果皮についている天然酵母のみを利用して発酵させます。
マロラクティック発酵も自然に任せ、
フィルターによるろ過をせず、自然冷却して、澱熟成させます。
この間、できる限りポンプ等の使用に頼ることなく
重力を利用して作業します。
ブドウは、畑の区画毎、村毎、セパージュ毎に醸造します。
澱を瓶口に集めるためのルミュアージュ(動瓶)は、
今でも木製の台(ピュピートル)を使用して手作業で行われています。
また、ドザージュに使われるリキュールは、
アントワーヌ・ブーヴェの自家製です。
INDIGOさんの資料から