ラエルト・フレールのホームページより http://www.champagne-laherte.com/
 地区、村:Chavot シャヴォ村
 造り手:Thierry Laherte ティエリー・ラエルト
 ドメーヌ解説:
 私たちの区画は、エペルネの南の丘{Chavot(シャヴォ)88%、
 Courcourt(クルクール)89%、Moussy(ムッスィー)89%、
 Epernay(エペルネ)88%、Vaudancourt(ヴォダンクール)86%、
 Mancy(マンシー)88%} ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ
 コート・デ・ブラン {シャルドネ・プルミエ・クリュのVertus(ヴェルテュ)99%、
 Voipreux(ヴォワプルー)95%} シャルドネ
 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ{ Le Breuil(ル・ブレイユ)83%、
 Boursault(ブルソー)84%} ピノ・ムニエにあります。
 異なる10の村にわたる75以上もの区画は土壌が異なり、大きな多様性をもち、
 異なる性質のワインを生み出します。
 それぞれの特徴は重要な役割があり、
 これら全ての特徴をワインに映し出そうとしています。
 先ず第一に、最高の可能性を引き出すため鋤で耕しています。
 春に、全ての区画を鋤で耕し、畑をより健全な状態にし、
 ブドウの育成に必要な自然のメカニズムを引き出します。
 秋に、根が表面に張らないように深く耕します。
 そうすることで根っこは、より下層のチョーク質土壌まで延びていきます。
 手作業による耕作、低い収量、注意深い畑の管理、
 エコロジーで天然植物衛生の保護などにより、高い品質の果実が得られます。
 最も古いブドウ樹は手入れを入念にしてきました。60年以上の樹齢のものもあります。
 これらの古い区画は、各ヴィンテッジを純粋に表現します。
 それらのブドウの根っこはワインにミネラル感を、
 ワインの味覚に優雅さと長さをもたらすため、
 非常に大切なものをもたらしてくれます。
 新しく植栽する樹は同じく素晴らしいクオリティのブドウがなり、
 卓越したクオリティを存続できるよう、
 「セレクション・マサル」によって同じ古いブドウ樹の根っこを利用します。
 シャヴォ村のドメーヌにある2つの伝統的な4000kgの垂直式プレス機で圧搾します。
 20年以上にわたり樽で醸造してきました。:樽は先祖から引き継いだものもあれば、
 有名な樽製造業者{François Frères(フランソワ・フレール)、 Radoux(ラドゥー)、
 Tonnellerie de Champagne(トヌルリ・ド・シャンパーニュ)、
 Seguin Moreau(スガン・モロー)、 Damy(ダミー)}
 からブルゴーニュタイプ(スペシャルタイプの樽)を買っています。
 70%以上のワインを樽で醸造していますが、今日では数少ないドメーヌの一つです。
 区画ごとの個性を保つため、区画ごとに注意深く醸造されます。
 ヴィンテッジと品種により異なりますが、マロラクティック醗酵も同じく注意深く行ないます。
 1889年に設立したこのドメーヌは伝統を重んじていますが、
 クオリティを安定させるために仕上げるために近代的な醸造方法も試みています。
 ビン詰め後の熟成期間は24ヶ月以上、ヴィンテッジ・シャンパーニュは4年以上です。
 デゴルジュマンのドザージュは4から8g/lです。
 これは各キュヴェに気品をもたらし、土壌の確実性と純粋さ、
 多様性と伝統的なワイン造りを保ちます。
 今日、年間生産量は約100,000本です。
 伝統的なキュヴェのほかに、少量生産の特別なキュヴェを造っています。
 区画:
 シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールのほかに、
 シャンパーニュ地方固有で、あまり知られていない品種、
 フロモントー、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、アルバンを栽培しています。
 アルバンはシャンパーニュの古い品種です。
 Les Closはユニークな区画で、自然で、ダイナミックで伝統的な栽培をしています。
 この自然でオーガニックな栽培方法により次第に容易に、
 ブドウ樹の自然な表現と潜在的アロマが増大されていきます。
 注意深く土壌を耕すことにより、畑はバランスを保ち、
 最適な日を選んで剪定と自然にそった手入れをします。
 ヴォワプルー・プルミエ・クリュ (ラ・ピエール・ド・ラ・ジュスティスは1961年に植樹)の
 偉大なテロワールにある特別な区画から造るブラン・ド・ブランを数年前から造ってきました。
 生産本数は少なく、フレーヴァーには素晴らしい集中力があり、ボディ、豊かさがあり、
 ミネラル分に富んだ崇高な余韻があります。年産量は5,000本です。
 2004年の収穫で、セニエのロゼを造ることに決めました:
 シャヴォのもっとも標高の高いLes Beaudiers(レ・ボーディエール)の
 区画にあるヴィエイユ・ヴィーニュを選びました。
 1953、1958、1965年に植えられた畑で粘土と沈泥、
 僅かな火打石と小石が混じった土壌、下層土は白亜質。
 マセレーションの間にこれらの複雑なフレーヴァーを上手く抽出するため、
 熟したブドウのみを選果しました。
 一口味わった瞬間に、驚くべき質を備えたワインであることがわかります。
 偉大な2004年に、ピノ・ムニエ{42~60年の
 古い区画Les Vignes d’Autrefois}100%のキュヴェも初めて造りました。
 樽で醸造し、ムニエの果実味を豊かに表現し、ミネラル分が際立ったワインに仕上がりました。
 2008年1月に、2400本をエクストラ・ブリュット(4g/l)としてデゴルジュマンをしました。
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