ドメーヌの栽培面積は2haで
全てサン・ロタンの村にあります。
6つの区画に分かれており、シャルドネ、
サヴァニャン、ピノ・ノワール、
トゥルソーを栽培しています。
2/3が所有畑で、1/3は借りている畑です。
プールサールはサン・ロタンでは栽培が難しいため、
今のところ栽培していません。
栽培は、設立当初からビオロジックを実践しています。
ドメーヌでは、高品質なブドウを収穫するために、
手作業を重視し、綿密で可能な限り自然な方法で
作業することに尽力しています。
防除措置には、ビオで使用が認められている銅や
硫黄は使わず、その代わりに、
醗酵植物エキス(イラクサ、スギナ、コンフリーなどを
水に浸して醗酵させた液体)を用いています。
また、ドメーヌでは馬と羊を飼っているため、
季節に合わせて全ての区画で、
馬による耕作と、羊の放牧
(羊が雑草を食べてくれる)をしています。
畝の間にはクローバーやライムギなどの
被覆作物(カバークロップ)を生やし、
雨や風による土壌の流出を防ぎ、
夏の地面の乾燥や冬の凍結を和らげています。
また、成長した作物を緑肥として
土にすき込んで、土壌を豊かにして、
地中の微生物の働きを活性化させています。
ブドウ畑にリンゴの木やサクラの木も植えて、
アグロフォレストリーも実践しています。
ブドウは手摘みで収穫され、
厳格に選果された後は、
野生酵母で自然に醗酵させ、
亜硫酸も含め一切の添加物を加えずに醸造されます。
濾過も清澄を行わずに瓶詰めされます。
ドメーヌ名の『キャバレ・デ・ゾワゾー』とは、
直訳すると「鳥たちのキャバレー」という意味ですが、
これは、フランス語で、
オニナベナ(鬼鍋菜)という植物の別名です。
ドメーヌのブドウ畑には、他ではあまり見られない
このオニナベナが自生しているため、
それをドメーヌ名にしたそうです。
この植物は葉が茎を抱くようについており、
その付け根に水が溜まる構造になっています。
その溜まった水を鳥たちが飲みに来ることから
「鳥たちのキャバレー」と
呼ばれるようになったそうです。
ちなみにジュードはパリ大学時代に、
弊社取り扱いのミュスカデの造り手ピエール・ゴワゼと
同級生だったそうです。
ピエール・ゴワゼによると、
学生時代のジュードは、ビートルズの名曲にちなんで、
友人たちから「ヘイ・ジュード!」と
呼ばれていたそうです。
未だにインスタなど SNS を全く使わないジュードは、
土にまみれて働く根っからのヴィニュロンです。
彼の造るワインは、純粋で透明感があり、
テロワールを真に尊重し丁寧に造り上げられた
本格派のワインです。
同時に現代的なニュアンスも兼ね備え、
活力に満ちています。
しかし、残念ながら生産量はごく僅か。
良作年でもドメーヌの総生産量は4千本程度。
シャルドネ以外は多くても2樽しか造られません。
このため販売はフランス国内とドイツ、イタリア、
スペインなどの近隣国に限られていました。
弊社は2025年の秋に
ドメーヌを訪問しましたが、
在庫に残っていたのは2023年の
シャルドネがごく僅かでした。
しかし、その味わいにとても感銘を受け、
なんとか口説き落とし、
日本への輸入が実現しました。
2024年はジュラ全土が不作の年で、
キャバレ・デ・ゾワゾーでも生産量はゼロです。
このため2025ヴィンテージの入荷は
早くても2年後になります。
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