★タイユール・クイユールは2021年からビュジェの北部、
サン・ジャン・ル・ヴュー村でワイン造りを始めた
ジョルダン&クロエのカップルの生産者です。
ドメーヌ名は直訳で剪定士と収穫士という意味で、
彼ら二人のぶどう栽培に対する哲学を表しています。
福岡正信の自然農法「不耕起、無肥料、無除草」を
基礎として人工的な介入を避け、
自分達は畑にある全てに自由を与える存在であり、
その自然エネルギーがワインに伝わることを
願うことからこの名前を選びました。
アルザス出身のジョルダンはドメーヌ設立までに
約10年間の修行を積みました。
クリスチャン・ビネールを含め他複数の
ドメーヌに数年間ずつ勤め、
その後2018年にブルーノ・シュレール勤務時代に
南仏出身のクロエと出会い、
二人の生産者としての道が始まりました。
イタリアのデニス・モンタナールや
ジョージアなどにも足を運び、
約2年間様々な場所でワイン造りを学びながら
ビュジェーに辿り着きました。
彼らの畑は大きく3つのセクターに分かれます。
標高300〜500m、斜面の向き、土壌構成、
樹齢20年〜最長110年など、
それぞれの区画に他とは違う特徴が揃います。
この大きな多様性を持つテロワールに加えて、
彼らが心がける完全に自然なサンスフルの醸造が
ぶどうの表現力を高めワインに
素晴らしい複雑性を与えます。
畑及び醸造
土壌:粘土石灰、マルヌ石灰。
セパージュ:ガメイ、シャルドネ、モンドゥーズ、
ピノ・ノワール、サヴァニャン。
ビオディナミ農法、アグロフォレストリー農業
(=畑に果樹や動物が共存するコンセプトの農業)、
葉は常に生やした状態に保つことで
土に水分と冷涼感が保持され
地球温暖化への対応も心がける
サステナブルな環境作り。
白ぶどうはダイレクトプレス、
黒ぶどうのマセラシオンは全て除梗し
数週間行われる。
基本的には全て樽による醗酵及び熟成。
亜硫酸は一切無使用。