*ドメーヌ・ド・ラ・クラ
かつてコート・ドールと並び称される
ワインの産地として高く
評価されていたコトー・ド・ディジョン。
ディジョン市の西に広がる葡萄畑はディジョン市の
工業化と共に労働者達の日々の
喉を潤すワインの産地に変わり、
やがて忘れ去られたこの地のワイン造りを
ディジョン市は復活させようと、
銘醸と謳われたドメーヌ ド・ラ・クラを購入した。
そして2014年、美食の街ディジョンに相応しい
ワイン造りを行う造り手を広く公募し
数多くの応募者から選ばれたのが
マルク・ソワイヤールだった。
ディジョン市が購入したドメーヌ ド・ラ・クラは
全体で160haの敷地を有し、
8haのブドウ畑はディジョン市を眼下に見下ろす
東向き高台の斜面に開かれている。
畑ではピノ・ノワールが5ha、
シャルドネが3ha栽培されている。
中でもマッサル・セレクションで植樹された、
ピノ・ノワールとシャルドネそれぞれ
0.5haの畑からはこのドメーヌの看板商品とも言えるモ
ノポール・クラが造られる。
マルクはラドワとオート・コート・ド・ニュイ域内に
合わせて1.18haの彼自身の畑を所有し、
そこからエルマイヨン等が生み出される。
醸造はドメーヌ ド・ラ・クラで行われる。
ディジョン市にはマルクから毎年2000本の
ワインを納入する契約で、
ドメーヌの使用・管理、出来上がった
ワインの販売までをマルクが任されている。
また、デジョン市はマルクの成功を足掛かりに
残りの広大な敷地内でのワインを含む
農産物を生産する拠点として、
美食の都ディジョンの大プロジェクトを推進している。
*マルク・ソワイヤールのワイン造り
ドメーヌでのブドウ栽培は認定こそ
受けていないもののビオディナミ農法を実践している。
マルク・ソワイヤールはドメーヌ・ビゾで行っている事、
出来る限り人的な介在を行わなず醸造法も
自然なスタイルを重要とするビゾ氏の
哲学を自らが主導する
ドメーヌ ド・ラ・クラで実践している。
例えばブドウの樹の成長時期に
その主幹の頂点(エイペックス)を切らない方法で
ブドウの樹の成長期から生殖期への
自然な移行を行うことで、
結果的にブドウの房数を増やさず自然な形での
グリーンハーベストと同様の効果を得ている。
ブドウは適熟時点で慎重に手摘み収穫される。
セラーに運び込まれたブドウは殆どの場合、
全房の状態で発酵前浸漬を行う。
全房醗酵、マセラシオンの後に搾汁されて
それぞれのキュヴェに応じた樽での熟成を行う。
基本的にSO2無添加での醸造となるが、
場合によっては僅かな量のSO2を使用する場合もある。
ほとんどのキュヴェの総SO2量の分析値は
10mg/L代でこれは醸造時に自然発生する
SO2の量と変わらない値だ。
ドメーヌ ビゾのワイン造りと同じく、
ワインに手をかけ過ぎない事。
最高の葡萄をそのままワインに変える
醸造法を実践している。
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