目はトロ〜ンです。
なんてシルキーで綺麗な液体なんでしょう!
きめ細かなドライフルーツや杏、
それでいてさらっと伸びのある
なんともいえないリズム感。
ゆっくりと浸透しながら理性を支配されていく様な、
でも気持ちが良いのでそのまま浸っていたい感じです。
久々の感動と圧倒的な存在感のあるワインでした。
2026年6月87日試飲。
*メルロー、樹齢40~55年。
厳しく収量制限を行い、
限界まで完熟を待ってから収穫。
すべて自身で選別し、
梗まで完熟したブドウは除梗せずに
マセレーションを行う。
約40日程度、果皮と共に醗酵を行い、
醗酵が終わるのを待ってから圧搾。
古バリックに移し、24ヶ月の熟成。
ボトル詰め後、12ヶ月の熟成。
最も収穫が遅く、極限まで完熟したメルロー、
果皮由来の香りの幅、果実の複雑さ、
そして酸のバランス。
すべてが高次元でバランスを保っているような、
素晴らしい味わい。
唯一の黒ブドウであるメルロー。
2021がまだリリースされていないため、
2020に続いて2度目の入荷となります。
樹齢が最も古い区画では55年という
樹が残っています。
彼が収穫するブドウの中でも
リボッラに次いで収穫が遅く、
果皮、種子、そして梗まで完璧に熟した
メルローを収穫。
醸造方法も根本的に白ブドウと同じ、
果皮と共に醗酵が完全に終わってから
圧搾、熟成は木樽にて24ヶ月。
ボトル内で12ヶ月の熟成。
カンティーナの設備を見ればわかりますが、
簡素なタンクに使い古したバリックや
トノーのみ、アンジェが目指しているのはただ一つ、
「いかに完熟したブドウを収穫するか?
醸造はあくまでそれを支えるだけ」。
彼が以前働いていた、
尊敬する造り手の言葉を
今も忠実に守り続けています。
猛暑のヴィンテージと言われる2022ですが、
果実の熟成には夏の暑さの後、
9月以降の気温差が重要だといいます。
「2022も9月以降はある程度の雨と
朝晩の気温差で、一気に成熟が進んだ」と話す彼。
抜栓直後から、仰け反るような熟れた果皮、
果実の香りに包まれます。
フェノール香も素晴らしく、
ただ暑いだけのヴィンテージとは思えない、
香り深さ、複雑さを持った香り。
これもタコイと同じく16%に達する
アルコールを持っていながら、
香りや味わいの中に全くと言っていいほど感じません。
それ以上に円熟した果実、甘みあるタンニン
、複雑で永遠に続くような美しい余韻。
ただ濃いだけのメルローではなく、
そのサイズの大きさ、情報量の多さには、
改めて驚かされる素晴らしさ。
以前にも書いたかもしれませんが、
リボッラ・ジャッラに衝撃を受け、
フリウラーノで驚嘆。
そしてとどめにこのメルローの凄まじい存在感。
入荷数は決して多くありませんが、
必飲の素晴らしいメルローだと思います!
インポーターはエヴィーノさん 12本+12本
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:スロヴェニア・ブルダービリャーナ
生産者:アンジェ・イヴァンチッチ
葡萄品種:メルロー
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