★ウンブリア州ペルージャ県コッラッツォーネ。
当主のロレンツォとアイリーンが2001年に
トーディ・オルヴィエート教区機関から
40ヘクタールに及ぶ土地と森を購入したことから
アグリ セグレトゥムの歴史が始まります。
ロレンツォは徴兵で海軍に勤務したのち、
情報システム管理の学位を取得、
情報技術の分野でキャリアをスタートさせました。
その後、妻であるアイリーンと
一緒にサイクルツーリズム、
つまり自転車や徒歩での環境に低影響な
ツアーオペレーターを経営します。
順風満帆な生活を送っていたロレンツォが
ワイン造りを始めるに至ったのは彼曰く
「合理的に考えればあり得ないが、私は普通じゃないから」。
時間を掛けて畑を整え、
老朽化した建物を改修するのに多大な時間とコストを掛け、
アグリ・セグレトゥムとしてビオロジック農法を
開始したのは2008年からとなりました。
ロレンツォがワイン造りで最初の一歩を踏み出したのは、
幼少の頃から家族(祖父母、叔父、友人)の収穫を
手伝っていたことがベースになっていると言います。
その後、プロの醸造家になると決めたとき、
適切なアドバイスを得るために
数人の尊敬する生産者と共に栽培、
醸造を行い学びを得ました。
アグリ・セグレトゥムにおける
全てのキーワードは「バランス」。
ブドウ、土壌だけでなく、そこで働く人々、
受け入れてくれる村の人々、
そしてアグリ・セグレトゥムを信じる
すべての人々と共生関係を築くこと。
バランスは、土地のアイデンティティを持ち、
心地良いワインを得るために重要と考えています。
40haでもかなりな面積ですが、
現在では約90haに拡がり、
そのうち7.5haがブドウ畑。
地ブドウ品種だけを使ったワイン造り、
オーガニックなエクストラ・ヴァージン・オリーブオイル、
そして居心地の良いアグリツーリズムと
イタリア中部の良心を具現化したロレンツォは
やはり普通ではないかもしれません。
彼は言います。
「結局のところ、決定するすべての事は
理性よりも強い意志の力から生まれるものです。」