ファロンの自宅には醸造設備がないため、
 醸造から熟成までの全ての工程を、ホテル&レストラン『レ・ザヴィセ』と
 同じ敷地内にあるアンセルム・セロスのセラーで行っています。
 古木のリュー・ディとドザージュ・ゼロで
 テロワールを表現オザンヌの醸造に使われるブドウが栽培されているのは、
 アヴィーズの厳選した5つの区画(トータル0.3812ha)です。
 全てグラン・クリュの畑で、5つのリュー・ディに分散しており、
 そのうちの1区画はファロンの自宅に隣接しています。
 ブドウ木の樹齢は4つの区画が平均60年。
 残りの一つは樹齢98年の超古木の区画です。
 ドメーヌでは、厳選したブドウのみを使い、オザンヌの醸造に使わないブドウは、
 全て地元の組合に売却しています。
 オザンヌはこれまで、ヨーロッパでセロスのファンが多い
 イタリアにのみ輸出されていましたが、
 一昨年から日本にも少量輸入されるようになりました。
 オザンヌはドザージュ・ゼロでデゴルジュされ、
 アヴィーズのテロワールを表現するエレガントで品格のあるシャンパーニュです。
 ミシェル・ファロンは、2000年の6月から
 アンセルム・セロスのドメーヌで働いています。
 セロスが世界的な名声を獲得していく2000年代を通じて、
 セロスの栽培・醸造チームのリーダーとして、
 セロスのシャンパーニュ造りを影で支え続けてきました。
 ファロンは、セロスでの仕事と並⾏して、
 2004年に、⾃宅の隣の僅か0.0324haの区画(写真下)で栽培したブドウから、
 『Ozanne オザンヌ』と命名した僅か300 本のシャンパーニュを、
 セロスのセラーで醸造し、⾃身のシャンパーニュ造りをスタートしました。
 その後、オザンヌの⽣産量は少しずつ増えていますが、
 これまではイタリアでしか販売されていませんでした。
 オザンヌの醸造に使われるブドウが栽培されているのは、
 アヴィーズの町の中心にあるミッシェル・ファロンの
 ⾃宅の周辺1.5キロ圏内に位置する厳選した
 5つの区画(トータル0.3812ha)です。
 全てグラン・クリュの畑で、5つのリュー・ディに分散しており、
 そのうちの1区画はファロンの⾃宅に隣接しています。
 ブドウ⽊の樹齢は4つの区画が平均60年。
 残りの⼀つは樹齢98 年の超古⽊の区画です。
 ドメーヌでは、厳選したブドウのみを使い、
 オザンヌの醸造に使わないブドウは、全て地元の組合に売却しています。
 ミシェル・ファロンの⾃宅はアヴィーズの中心を貫く
 メインの通りから急な坂の上っていったところにあります。
 このため、⾃宅のすぐ隣にあるブドウ畑は、
 アヴィーズの畑の中でも標高の高い東向き斜面に位置しています。
 栽培はリュット・レゾネですが、殺⾍剤などは⼀切使⽤しておらず、
 ビオロジックで認められた手法を導入しています。
 しかし、ビオロジックの認証は受けておらず、あえて名乗ってもいません。
 ファロンの⾃宅には醸造設備が揃っていないため、
 醸造から熟成まで⽣産⼯程の全てを、ホテル&レストラン『レ・ザヴィセ』と
 同じ敷地内にあるアンセルム・セロスのセラーで⾏っています。
 醸造は樽醗酵・樽熟成で、マロ醗酵は⾃然に⾏います。
 樽は400リットルもしくは228リットルの樽を使⽤。
 新樽の⽐率は約20%。醗酵期間を含めて10ヶ月前後樽で熟成した後、
 2004年ヴィンテージからソレラでストックしているリザーブワインを
 ブレンドして瓶内⼆次醗酵へ移⾏。
 その後、澱と共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを施します。
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