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フランスと日本、ふたつの国でワインをつくる 私はフランスで20年間、自分のつくりたいワインを追い求めて走ってきました。 たくさんの人に助けていただき、 なんとか自分が納得いくようなワインをつくれるようになりました。 山を開墾して葡萄畑を作り、 醸造場を建て、自分の家もつくり、やっとゆっくり仕事に専念できるようになったころ、 フランスで生まれ育った自分の子供達を、 日本人としての自覚ができるように日本で育てたい、 という気持ちがとても強くなりました。 家では日本人として育てているつもりでも、 どうしても子供たちはフランスの文化風習を吸収していきます。 どちらがよい悪いというものではなく、質の違う文化なのです。 私は、相手の気持ちを察するという日本の文化が好きなのです (自分ができているとは思いませんが)。 そして帰国を考え日本に目を向けると、農業人口の高齢化、 耕作放棄地の増加などの諸問題を自分の問題として感じるようになりました。 そしてこんな私でも、日本でできることがあるのではと思い始めました。 以下は、私が考えている「醸造用ぶどうを中心とした新しい農業のかたち」です。 古木と一緒に、もっとゆっくり働く 1.耕作放棄地を減らすために 1-1既存農家さんに少しでも長く耕作してもらう。 食用のマスカットづくり、特に種があるマスカット・オブ・アレキサンドリアは とても手間がかかります。 葡萄の小さい花をそろえるなど目が弱くなってきたお年寄りには特に大変な作業です。 「もう体力的に限界だからつくるのをやめて葡萄を切ってしまおう」、 という方にお勧めなのがマスカット・オブ・アレキサンドリアを醸造用に栽培転化することです。 醸造用のぶどうは実がまばらで小さいほどワイン用への価値が高まります。 肥料と水を控え、葡萄の成長を抑える栽培を薦めます。 葡萄が老木ならば最適です。 剪定、誘引、摘心、収穫にかかる労働力は、生食用の1/5ほどで済みます。 花や実に触れる細かい作業はありません。 ぶどうの樹勢が弱まりますので病気にも強くなります。 よって有機栽培が可能になるのです。 130年の歴史があるアレキサンドリアをラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが 微発泡酒に仕上げます。 1-2 より多くの面積を耕作できる 同じ栽培方式をとれば、やる気のある方は、 同じ労力で5倍の面積を耕作できます。 現在というより、今の耕作面積を維持し、 村の風景を荒らさないためには選択肢はほぼないのではないでしょうか? 1-3 耕作放棄地をぶどう畑へ転換 醸造用ぶどうは収穫量が少ないほど凝縮した高品質なワインとなります。 耕作放棄地を転用し、景観を保つとともに新しい産業を興します。 そのためには露地栽培できる病気に強い品種が必要となります。 残念ながら日本の気候ではヨーロッパ系の品種は向いていません。 1-3-1 品種開発 津高の育種家・林慎吾さんと共に、 病気に強くワインに向いた品種を開発していきます。 1-3-2 岡山原産の絶滅危惧種「白神ぶどう」の 保護岡山原産のぶどう品種があります。 Vitis Shiragaiと名付けられた「白神ぶどう」です。 栽培を試みて保護し、単体での栽培が 難しい場合は交配種をつくっていきます。 1-4 ガラス温室の活用ガラス温室は雨が入ってこないので病気になりづらいです。 こちらに病気に弱いヨーロッパ品種を栽培し、 ガラス温室の維持をしていきます。 ガラス温室の側面にぶどうを植えれば、 根は温室の外に広がっていくので、 水をやる必要がありません。 地中に埋められた農業用水が老朽化して 維持コストがかかるという問題も関係ありません。 2.ワインづくりを目指す人材の育成 2-1 低コストワイナリーの立ち上げモデル 皆さんのワイナリーのイメージはどのようなものでしょうか? 素敵な建物にピカピカのステンレスタンクがならび、 立派な瓶詰ラインがある工場のイメージが大半だと思います。 ワインの生産量が多いところでは、 作業を効率化させるためにこのような施設が必要となります。 ところでフランス・ブルゴーニュなどでは小さな造り手が多く、 醸造は農家の納屋で行われています。 ぶどうは踏めばワインになるので立派な施設は必要ではありません。 タンク、プレス、樽、瓶詰機さえあればワインはつくれるのです。 ワインづくりは投資した資金の回収にとても長い年月がかかる事業です。 ぶどうを植えてから実をつけるまでに3〜4年。 それを醸造し樽で寝かせたら更に1年。 初収入が創業5年後以降となります。 そのため、初期投資を抑えることはとても重要なのです。 今回この醸造場を立ち上げるためにヤフオクなどを使用し中古品を揃え、 設備に400万円ほどかかりました。 フランスから持ってきたプレスや樽などものもあるので、 それらを購入したとしても600万円ほどで収まっています。 2-2 ワインづくり現場での研修 2017年の初醸造に向け、1件の委託醸造を受けました。 新見市でぶどう農家を営む保坂さん夫妻です。 一緒にぶどうの収穫日を決定し、醸造中も毎日タンクの世話をし、 ワインづくりの勉強をしていただいています。 出来上がったこのワインが高評価をいただければ、 独立後の販路も確保できます。 技術、販路を得ながら投資を遅らせられるので 大きなリスクを背負うことなくスタートできます。 福岡でビストロを営んでいた元研修生でソムリエの山下さんも岡山に移住し、 一緒にプロジェクトを進めています。 仲間が増えればワイナリーも増え、 岡山はワインの産地になっていきます。 最後になりましたが、改めて御礼を申し上げます。 帰国してからのまだ1年もたっていない短い間に、 なんとかワイン醸造までたどり着くことができました。 すべて皆様のご協力のおかげと大変感謝しております。 改めて御礼申し上げます。 子供たちの将来のために、 地域発展を目指し、微力ながら今後も尽力してまいります。 今後ともご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン 代表取締役 大岡弘武 折りたたむ
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 24本入荷 現在庫は3本 税抜価格¥6,075+¥125(岡山からの配送料金) 0 1 2 本 (消費税が別途加算)
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 12本入荷 税抜価格¥4,375+¥125(岡山からの配送料金)
*大岡さんの指定した販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 60本入荷
税抜価格¥2,575+¥125(岡山からの配送料金)
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、¥125を加算させて頂きます。 24本入荷 税抜価格¥5,800+¥125(岡山からの配送料金)
優先致します。 はじめに なぜ日本固有種にこだわるか。 ワインの品質はテロワール(気候、土壌など)と 単位面積当たりの収量でほぼ決まります。 日本は畑の狭さや人件費の高さの問題があり、 いかに狭い土地で高い収量をあげるかを目指す傾向にあります。 高収量の葡萄でワインを造ると、水っぽい薄いワインになります。 ヨーロッパの品種を高温多湿の日本で植えても、 病気に弱いので農薬をたくさん撒く必要があり、 肥沃な土壌では葡萄が沢山出来るので、完熟した葡萄を作るのは難しいです。 世界に通用する品質を目指すならば、 ヨーロッパ以上に収量を落とすことが必要となるでしょう。 そうするとワインの出来る量は減るので、値段を上げる必要があります。 それでは経営として成り立ちにくいです。
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 12本入荷 税抜価格¥5,900+¥125(岡山からの配送料金)
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 48本入荷
税抜価格¥3,980+¥125(岡山からの配送料金)
*大岡さんのして販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、¥125を加算させて頂きます。 12本入荷 税抜価格¥4,300+¥125(岡山からの配送料金)
ワインの特徴:微発泡酒(ペティヤン・ナチュレル) ぶどうの産地:岡山県倉敷市船穂(ふなお)町 ぶどうの品種:マスカット・オブ・アレキサンドリア ぶどうの樹齢:平均30年 土壌:花崗岩 醸造法:ぶどうを丸ごとタンクに入れ、3日間マセラシオン。 その後バルククーラーに移し、低温で醗酵。 3週間の醗酵の後、さらに低温にして醗酵を止めてから瓶詰。 瓶内で醗酵が起き微発泡となります。 清澄剤、フィルター不使用。 亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。 注意:瓶の底に溜まっているのは澱です。 口に含むと微炭酸とともにフレッシュ感があふれる 爽快な辛口のワインです。 澱が落ち着いた濁りのない状態でお飲みいただくと、 かりん、パイナップル、レモン、洋ナシなど、 黄色い果実の香りがきれいに出てきます。 澱が含まれると味わいに厚みと複雑さが出ますが、 香りは弱くなります。 ワインは立てて保存していただき、 飲む前に冷蔵庫で冷やしてからお楽しみください。 常温で揺らしますと、 ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。 亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 *お一人様1本で、 他のワインを同時にご購入が条件とさせて頂きます。 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポンさん。 折りたたむ
税抜価格¥2,600
*大岡さんの指定した販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 48本入荷
税抜価格¥2,600+¥125(岡山からの配送料金)
*大岡さんの指定した販売価格には岡山からの配送料金が入っていない為、 ¥125を加算させて頂きます。 84本入荷
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