★アルザス ビオディナミの雄クレイデンヴァイス夫妻が、
1999年に南仏コスティエール・ド・ニームに設立した新ドメーヌです。
夫のマルクさんと奥さんのエマニュエルさんはどちらも栽培家であり、醸造家です。
夫妻は長年、アルザスで培ったノウハウを使って本格的な赤ワインを
つくってみたいという夢を持っていましたが、
ニームという場所でついに実現しました。とりわけ夫妻を虜にしたのは、カリニャン。
「中世から続くこの最も古いぶどう品種のひとつは、その素晴らしい可能性に対して
うまくつくっている生産者はほとんどいません。だから自分達で挑戦してみたいと思いました」。
今日彼らは、5haのカリニャン(平均樹齢70年!)の畑をはじめ、シラー4.5ha(28年)、
グルナッシュ3ha(28年)、ムールヴェードル1.5ha、メルロ0.5haを所有しています。
土壌は鉄分を豊富に含むローヌ特有のギャレで、
丸みのある大小の石、ケイ石、石灰岩、シレックス(火打石)、砂石などで構成されており、
ミネラルとフィネスに富む、エレガントなスタイルのワインが生まれます。
1999年の創業当時よりビオディナミを開始し、2002年ヴィンテージより
正式にビオディナミ認証を受け、「ビオディヴァン」に加盟しました。
「ビオディヴァン」はもともとマルク クレイデンヴァイスさんの提唱によって結成されたのだそうです。
「あなたにとってのビオディナミとは?」という問いに対し、
「分別ある物質 素材を使うという精神の勝利」(マルク クレイデンヴァイス)、
「大地への愛と尊敬。私たちの地球の将来」(エマニュエル・クレイデンヴァイス)と答えています。
醸造は奇をてらわない、ごくナチュラルな方法を採用しています。
夫妻はアンリ ジャイエ翁の大親友でもあり、
今回の赤ワインづくりにあたっては氏の助言を仰いだといいます。
「ものの見方 考え方や赤ワインづくりに対する思想的なことで、大いに影響を受けました」。
実際に彼らのワインを飲むと、その繊細さとミネラルの風味に驚かされます。
「南仏にはアルコール度数の高いワインも多く、しばしば私たちには強すぎます。
南仏特有の果実味を十分に生かしながら、ビオディナミによってテロワールを開花させ、
ミネラル分とフィネスにあふれるワインをつくりたいのです」という
彼らのワインのアルコール度数は、すべて12.5度。
“ガツン系”的な過剰な重厚感の対極にある、極めてエレガントな仕上がりです。
料理との愛称も抜群です。実質的なファーストヴィンテージは2000年。
販売を開始してそれほど経っていないため、売先は徐々に拡大している段階です。
アメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、ベルギーなどでは
各国屈指のインポーターに採用が決まっています。
ちなみにアメリカはDRCやサロンの代理店でアメリカで
最もプレステージの高いインポーターとして知られる
ウィルソン ダニエルズ社が代理店となっています。
パリではギャラリー ラファイエット グルメなどの
ワインショップが取り扱いを開始し、ミシェル ブラス(アンサタ)、
ジョルジュ・サンク(ペリエール)といったミシュラン3つ星レストランへのオンリストもはじまりました。
また、地元南仏のワインショップやレストランなどでも販売されています。
メディアの評価はこれからですが、南仏最高クラスの評価を受けることは確実です。
2004年ヴィンテージから、ジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌ トラペでの修行を終えた息子の
アントワンヌ・クレイデンヴァイス(24歳)も本格的に父母を手伝うようになりました。」 |