★野村ユニソンさんの資料から
無垢で純粋。この新しいシャンパーニュの生産者は、
日本はおろかフランス国外にワインを売ったことがないという全く無名の生産者です。
国際市場においてのシャンパーニュ全盛の時代にあっては非常に珍しい事だといえますが、
彼の場合は商業的な立場にたって輸出をする必要がないほど地元で多くの人に親しまれてきたのです。
生産されたほぼ全ての量が、地元やレストランでアペリティフ(食前酒)や食中酒として飲まれ、
気負わないカジュアルなシャンパーニュとして多くの人に喜ばれてきました。
かっこつけて飲むのがシャンパーニュではなく、日々の生活の中で食卓を彩り、
家族や友人との会話を彩るそんな飲み物として人気があるのです。
これこそが「シャンパーニュを飲む」という文化なのかもしれません。
ブランド・ブランを得意とする彼のシャンパーニュはどれも、
シャンパーニュに求められる繊細な泡立ちやふくよかな果実味などを余すところ無く備え、
また私たち日本人の味覚に訴えかける清涼感と深遠な複雑味を持った素晴らしいワインです。
いわゆる自然派といったタイプの生産者ではありませんが、伝統的で、下手な化粧気のない素直なワインを造っています。
この地方では、自然派的なアプローチで成功している生産者はごく僅かですが、
シャンパーニュの製法を鑑みた場合に一部の例外(ジャック・セロスやジェローム・プレヴォーなど)を除くと
彼のような伝統的なスタイルのワインのほうが一日の長があるのではと思います。 |