◆オーストリア◆
◎ガイヤーホフは、クレムスの東、ドナウ(ダニューブ)川の渓谷にあり、クレムシュタール(クレムス渓谷)として知られる
ニーダーエステライヒ州のワイン生産地区の一角を占めています。ドナウ川に近いことで知られている最上の土地で、
ヨーゼフとイルゼ・マイヤーの夫妻は、15haのブドウ畑を耕しています。昼夜の顕著な温度差が、
特有のアロマの醸成に資するだけでなく、最高品質のワインを造る基盤になっています。
しかし、ワインの特長と個性はなによりも、夫妻のワインに対する情熱と自然への愛情、
伝統とジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる喜び)に対する愛着から、もたらされるものです。
逆にまた、それらのものごとのすべてが、彼らの生き方と判断に影響を与えているのです。
ワインへの情熱と自然への愛情こそ、イルゼ・マイヤーの潜在的な力であり、彼女の専門性とノウハウ、
幅広い経験にそれが加わることで、最高品質のワインが造られます。にも関わらず、
彼女の仕事の基礎―そして弛まぬ挑戦―は、ブドウ畑の生物圏における自然と、その素晴らしい多様な相互関係にあるのです。 彼らのモットーである「自然を守り、土の生命力を生かすこと」に則し、マイヤー家の人々は長年にわたり、
有機ビオ農法の指針に沿ってブドウ畑を管理してきました。長い目で見ると、そのようなやり方でなければ、
「熱烈なワイン愛好家」が健全な生態系と健康な土壌という「テロワール」を完璧に反映したワインに求めるものすべてを、
ブドウは作り出せないでしょう。いったんワインがセラーに運びこまれると、もう何も加えたり変えたりできないのです。
なお、イルゼ・マイヤーにはオーガニックなワイン造りに関する著作があります。
そして、伝統と生きる喜び 「…すべては動態の相のもとにあることを銘記せよ。」ガイヤーホフは、
12世紀にさかのぼる文書が裏づけているとおり、16世紀から続いている家系に属しています。
多くの愛情と感受性によって、この歴史ある土地の建物は数年がかりで、
住居にも適した現代的なワイナリーへと建て替えられ、そこでは伝統と現代とが共存しています。
一家の生きる喜び、4人の子供たちのいる家族と、彼らが住まう特権に浴している美しい環境の織りなす力によって、
様々の現代的な挑戦に応じられる強さを、身につけられるようになりました。
その挑戦のなかで最大のものの一つが、ワイン造りなのです。ラシーヌさんの資料より |